アイドルオタクたちの青春を描いた映画『あの頃。』(全国公開中)をきっかけに、世間のハロー!プロジェクトへの注目が高まっている。そんな中、ハロプロをお茶の間に広げる牽引役となってくれそうなのが、アンジュルムのメンバーである上國料萌衣(かみこくりょう・もえ)だ。
上國料は、2015年11月にグループに加入した21歳。整ったビジュアルと透明感ある歌声に定評があり、ついたあだ名が「ハロプロ最強美少女」。2019年10月からは女性向けファッション誌『bis』(光文社)のレギュラーモデルを担当し、アイドルファン以外の間でも着実に知名度を伸ばしている。
さらに、ここ半年ほどで、上國料がスポットライトを浴びる出来事が立て続けに起こっている。まずは『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系)への連続出演だ。カラオケで「あざとかわいさ」をアピールする「あざとカラオケソング」企画に出演した上國料は、企画のコンセプトにふさわしいキュートな歌唱シーンを披露した。
この企画で初めて彼女を知った視聴者も多かったようだが、「かわいすぎる」「歌が上手い」と話題になり、Twitterで関連ワードがトレンド入り。その反響を買われてか、2020年11月14日・28日、2021年1月9日・23日の放送と立て続けに同番組に出演し、もはや準レギュラーと呼んでも過言ではない。
そして、2021年からオンエアされているマクドナルドのCMも大好評だ。お笑いコンビ・テツandトモの定番ネタ「なんでだろう」に乗せて笑顔で歌う姿が「あの美少女は誰だ」と話題になっている。
今後、上國料はハロプロの世間に対する「入り口」のような役割を果たすようになるのではないか。かつての道重さゆみや嗣永桃子たちのように、上國料をきっかけにハロプロに興味を持ち、気づけばハロプロ全体にどっぷりハマっていた……というファンも出てくるのかもしれない。