ダブル主演作『まともじゃないのは君も一緒』は、数学一筋でコミュニケーションが苦手な予備校講師(成田凌)と恋愛経験ゼロだが知識は豊富な教え子(清原果耶)の“噛み合わない”恋愛模様を描いたラブストーリー。監督の前田弘二と脚本の高田亮は2011年の話題作『婚前特急』でも知られる組み合わせだ。
SYO氏は『まともじゃないのは君も一緒』における清原の演技について、「これまでにない表情が引き出されている」と注目する。
「清原さんが、振り切った演技で新境地を開いた本作では、『SNS等で得た知識で恋愛マスターを気取る高校生』に扮し、成田凌さん演じる予備校講師に終始噛みつく毒舌キャラを好演。ふてくされたりテンパったりと、ファニーな魅力を振りまいています。
メガホンをとった前田弘二監督は今回、『演技を固めない』演出を施し、清原さんは大変だったそうですが、結果的にこれまでにない表情が引き出されています。今後の清原さんのキャリアを見ていくうえでも、重要な一本となるのではないでしょうか」(SYO氏)
5月から放送がスタートするNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』では主演を務める清原果耶。2021年が彼女にとって大きな転換点となることは間違いなさそうだ。
◆取材・文/細田成嗣(HEW)