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パンサー向井、次世代MC筆頭へ テレビマンが高評価する理由

MCとしての活躍が期待されるパンサー向井

MCとしての活躍が期待されるパンサー向井

 辺りをキョロキョロと見舞わし、思わず苦笑いを浮かべる一人の男性──3月のある夜、仕事先から出てきたお笑いトリオ・パンサーの向井慧(35)である。若手時代は、劇場出口にファンが長蛇の列をなしたことから“出待ち率No.1”とまで言われた人気芸人も、今では第7世代にお株を奪われたのか、特に出待ちのファンが見当たらないまま静かな帰宅となった。
 
 とはいえ、バラエティー番組の現場では、柔和な笑顔と抜群の仕切り力で制作サイドから絶大な信頼を受けている向井。そんなイメージとは裏腹に、昨年秋頃に出演した『あちこちオードリー』(テレビ東京系)では、「毎日反省ノートをつけている。むちゃくちゃムカついたことを忘れないように」と“知られざる闇の部分”が明らかとなった。某放送作家はこう語る。

「向井さんがつけているノートはまさしく“デスノート”と言えるほどのシリアスな内容。例えば、現場のスタッフに『ナルシストキャラでいってください』と突然言われ、『なんでキャラ変しなきゃいけねぇんだよ!』と猛烈に腹が立った向井さんはその怒りをグッと堪え、番組名とスタッフの名前をノートに記して絶対に忘れないようにする、といった感じです。

 今まで爽やかな印象でやっていた向井さんが突然このノートの存在を明らかにしたことで業界内は騒然。向井さんへの対応があれ以来変わったとも言われています。とはいえ、バラエティーに対してそこまで真摯に取り組んでいるということでもありますし、デスノートの存在を明らかにしてから、逆に向井さんの仕事は増えたと言われています」

 そんな向井は、2008年に養成所の先輩である尾形貴弘(43)と菅良太郎(39)とトリオグループ・パンサーを結成。若くして劇場で頭角を現し、『笑っていいとも!』(フジテレビ系)の週替わりレギュラーに抜擢されるなどテレビに出るチャンスを掴んだが、最近では個別の番組出演も多く、向井はさまざまな番組で“裏回し”的な立ち位置ができる芸人として重宝がられているという。

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