芸能

松田聖子の「ライバルです」に中森明菜「別に…」発言の真相

松田聖子と中森明菜はどんな関係だった?(写真/共同通信社)

松田聖子と中森明菜はどんな関係だった?(写真/共同通信社)

 黄金期だった1980年代のアイドルのなかでも2トップとして並び称されるのが、松田聖子と中森明菜である。切磋琢磨するライバルの存在が、スターをいっそう輝かせたことは間違いない。

 聖子を発掘した音楽プロデューサーの若松宗雄氏は、彼女との“出会い”をこう振り返る。

「オーディション出場者のカセットテープを片っ端から聴いていたら、そのなかに桜田淳子の『気まぐれヴィーナス』を歌う聖子のテープがあった。例えて言えば、台風の後に晴れ渡って空気が澄んでいくような、透明感のある伸びやかな歌声でした」

 デビュー2枚目の『青い珊瑚礁』が大ヒットし、聖子は一躍トップアイドルの座に。2年後、街に“聖子ちゃんカット”が溢れるなか、まったく別の雰囲気を持って登場したのが明菜だった。

「ブリッ子」と呼ばれた聖子に対し、明菜は『少女A』などの曲のイメージから「ツッパリ少女」路線。中高生のみならず、お茶の間全体が「聖子派」と「明菜派」に二分された。

“後輩”の明菜が聖子を意識していたかと思いきや、実際は全く逆だったという。

「聖子は本当に負けず嫌いで、明菜に“負けたくない”という意識が強かった。明菜のレコードの売り上げや出演番組を知りたがっていたという報道もありましたが、実際にそう言っていたとしても不思議ではありません。同時期に資質の違う明菜というライバルがいたことは、歌唱など芸事の面でも聖子にとって絶対にプラスだったと思います」(同前)

『ザ・ベストテン』に初めて2人揃って出演し、司会の黒柳徹子が「お互いをどう思っているか」と質問したときのことだ。聖子が即座に「ライバルです」と答えたのに対し、明菜はちょっと考え込んだ表情の後に「別に……」とだけ口にした。

関連キーワード

関連記事

トピックス

降谷健志の不倫離婚から1年半
《降谷健志の不倫離婚から1年半の現在》MEGUMIが「古谷姓」を名乗り続ける理由、「役者の仕事が無く悩んでいた時期に…」グラドルからブルーリボン女優への転身
NEWSポストセブン
警視庁がオンラインカジノ店から押収したパソコンなど(時事通信フォト)
《従業員や客ら12人現行犯逮捕》摘発された店舗型オンカジ かつての利用者が語った「店舗型であれば”安心”だと思った」理由とは?
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、さまざまな障壁を乗り越えてきた女性たちについて綴る
《佐々木希が渡部建の騒動への思いをストレートに吐露》安達祐実、梅宮アンナ、加藤綾菜…いろいろあっても流されず、自分で選択してきた女性たちの強さ
女性セブン
看護師不足が叫ばれている(イメージ)
深刻化する“若手医師の外科離れ”で加速する「医療崩壊」の現実 「がん手術が半年待ち」「今までは助かっていた命も助からなくなる」
NEWSポストセブン
(イメージ、GFdays/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」が見た恐怖事例》「1億5000万円を食い物に」地主の息子がガールズバーで盛られた「睡眠薬入りカクテル」
NEWSポストセブン
キール・スターマー首相に声を荒げたイーロン・マスク氏(時事通信フォト)
《英国で社会問題化》疑似恋愛で身体を支配、推定70人以上の男が虐待…少女への組織的性犯罪“グルーミング・ギャング”が野放しにされてきたワケ「人種間の緊張を避けたいと捜査に及び腰に」
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
【新宿タワマン殺人】和久井被告(52)「バイアグラと催涙スプレーを用意していた…」キャバクラ店経営の被害女性をメッタ刺しにした“悪質な復讐心”【求刑懲役17年】
NEWSポストセブン
女優・遠野なぎこの自宅マンションから身元不明の遺体が見つかってから1週間が経った(右・ブログより)
《上の部屋からロープが垂れ下がり…》遠野なぎこ、マンション住民が証言「近日中に特殊清掃が入る」遺体発見現場のポストは“パンパン”のまま 1週間経つも身元が発表されない理由
NEWSポストセブン
幼少の頃から、愛子さまにとって「世界平和」は身近で壮大な願い(2025年6月、沖縄県・那覇市。撮影/JMPA)
《愛子さまが11月にご訪問》ラオスでの日本人男性による児童買春について現地日本大使館が厳しく警告「日本警察は積極的な事件化に努めている」 
女性セブン