コロナ禍で、長期休暇も自宅で過ごす人が多そうだ。そうなると気になるのが、家族がちらかした部屋の中……。この機会にスッキリさせるのもいいだろう。 ここ最近は、片づけといえば“捨てる”ことが前提だと言われることも多い。しかし整理収納アドバイザーの中山真由美さんは「捨てないと片づかない、というのは思い込みです。要は、整えればいいんです」と話す。そこで、家族が集まり、ちらかりやすいリビングの“捨てない整理”の仕方をご紹介しよう!
DVDやゲームソフト
「DVDやゲームソフト、書籍などは、種類や大きさ、色別に分け、積み重ねずに立ててしまうのが基本。収納に奥行きがある場合は、手前と奥の2列にして使用頻度の高いものを手前に置きましょう。ゲーム機器はケースにまとめて入れるのがおすすめ」(中山さん・以下同)
ケーブル類
床に渦巻く長いケーブルは、そのままにしておくとちらかって見えるだけでなく、足をかけて転ぶ原因にも。
「まとめてファイルボックスに入れるか、単に束ねるだけでも印象は変わります」
百円均一ショップには、いろいろなタイプのケーブルクリップが売られているので活用してみよう。
まだあるリビングや玄関をスッキリ見せるマル秘テク
【1】洗濯ばさみはまとめてベランダに近い棚に
きれいに片づけても使い勝手が悪ければ意味がない。使う場所のすぐそばにしまうことを心がけよう。たとえば、洗濯ばさみはかごに入れ、洗濯物を干すベランダの近くの棚に収納を。
【2】棚板は靴の高さに合わせ無駄な空間を作らない
靴の高さに合わせて棚板の高さを調節し、無駄な空間を作らないようにすると収納力が上がる。
【プロフィール】
中山真由美さん/整理収納アドバイザー。一般家庭と企業の整理収納コンサルティングを行う「Ritta Stanza」主宰。『10分でスッキリ! 捨てない片づけ』(主婦と生活社)など著書多数。
取材・文/土田由佳 撮影/菅井淳子 撮影/菅井淳子
※女性セブン2021年5月6・13日号