MARCHの中でなぜ立教大だけ志願者が増えたのか

 4位は龍谷大・文だ。入試方式を増やし受けやすくしたことが志願者増につながった。龍谷大は早くから、この4月からの授業を「原則、対面」と発表していた。それも人気になった理由と見られる。

 昨年の大学1年生はオンライン授業中心、クラブ・サークル活動、アルバイトは制限され、友人もできにくい状況だった。コロナ禍は続き、今年もこの状況が続くのであれば、大都市圏の大学に一人暮らしをして通う意味もあまりないと考える受験生が多かった。そのため、地元の大学進学志向が高まったが、逆に4月から対面、授業中心と発表していた大学には人気が集まった。学生はキャンパスに通いたいということだ。

 5位は立教大・文だ。立教大はMARCH(明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大)の中で唯一志願者が増えた。大胆な入試改革を行い、全学部全日程で受けられる方式に変え、しかも英語の試験を基本、民間英語試験と共通テストの英語の成績を採用した。この改革が人気を集め志願者が増えた。9位にコミュニティ福祉、13位に異文化コミュ二ケーション、14位に法、24位に社会と5学部で志願者増だ。

5学部で志願者を増やした立教大学(東京・豊島区/時事通信フォト)

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