ライフ

橘玲から新生活を送る人へアドバイス「専門性を磨けば有利になれる」

これからを生きる若者が「今、選択すべきこと」は何か(イメージ。時事通信フォト)

これからを生きる若者が「今、選択すべきこと」は何か(イメージ。時事通信フォト)

 新年度が始まっておよそひと月が経つ今頃は、新社会人や新入生が慣れない生活環境や人間関係に悩み出す時期かもしれない。だが『言ってはいけない 残酷すぎる真実』や『上級国民/下級国民』などの著作がある作家の橘玲氏は、「今いる場所でうまくいかないなら、自分の強みや一芸を最大限発揮できるところに移ればいい」と指摘する。(取材・構成/池田道大)

 * * *
 以前は通勤電車に毎日揺られて出社するのが当たり前でしたが、今はリモートワークが推奨されるなど、コロナによって人々の価値観や働き方が大きく変わりました。

 一方で長引くコロナによって、新入社員が会社で仕事を教えてもらえなかったり、キャンパスで友人と会えない大学生も多いでしょう。ヒトは徹底的に社会化された動物なので、人間関係や社会とのつながりを絶たれると精神的にも身体的にも強い負の影響が出ます。

 コロナ禍はワクチンの普及によって沈静化し、日常は徐々に戻ってくるでしょうが、これを機会に私たちの生き方や「関係の築き方」が大きく変わっていく可能性があります。

 リベラルな社会では「自由」が最大化されますから、好きなものを自由に選択できる方向にどんどん進んでいます。好きな仕事をして、好きな人とつき合って結婚するのは当たり前と思っているでしょうが、日本でも半世紀ほど前まではこんなことは一部の特権層しかできませんでした。

 ファッションでもレストランのメニューでも、いまでは多すぎる選択肢のなかから好きなものを選べます。でもひとつだけ例外があって、それが学校や会社の人間関係です。そしてこれが、いじめやハラスメントを引き起こし、大きな社会問題になっています。

関連記事

トピックス

水原一平氏のSNS周りでは1人の少女に注目が集まる(時事通信フォト)
水原一平氏とインフルエンサー少女 “副業のアンバサダー”が「ベンチ入り」「大谷翔平のホームランボールをゲット」の謎、SNS投稿は削除済
週刊ポスト
解散を発表した尼神インター(時事通信フォト)
《尼神インター解散の背景》「時間の問題だった」20キロ減ダイエットで“美容”に心酔の誠子、お笑いに熱心な渚との“埋まらなかった溝”
NEWSポストセブン
水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
女性セブン
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン