いずれにせよ、これからの社会は「人間関係を選択できる」ように変わっていくでしょう。そんななかで、20歳から60歳まで40年間も会社という「伽藍」にしがみついていては、時代から取り残されて使い物にならなくなってしまいます。「置かれた場所に咲きなさい」ではなく、「咲ける場所に動きなさい」が、これからの若者の生き方の指針になるはずです。
【プロフィール】たちばな・あきら/1959年生まれ。作家。2002年、国際金融小説『マネーロンダリング』でデビュー。『言ってはいけない 残酷すぎる真実』で2017新書大賞受賞。『上級国民/下級国民』、『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』など著書多数。