aa

家事を「任務」にすると意外な結果も

 一方、パート勤務の女性Bさんは、スパイ映画さながらの「指令方式」で夫に家事を仕込んだという。

 * * *
 5才年下の夫の世話に追われ、気づけば結婚30年目。娘が結婚した2年前から、“卒家事”を考え始めました。でも、夫は頑固なうえ、妻に家事をさせることが男の甲斐性のように考えているので、「家事を手伝ってほしい」と頼んでも、聞いてくれません。

 そこで作戦変更。私の誕生日に、真面目な口調で、

「私の方が年上だし、いつまで生きていられるかわからない。私が先に逝っても困らないように、自分のことはできるようにしてください」

 と伝えました。夫も私の“本気”に気圧されたのでしょう。納得してくれました。

 翌日から早速、夫の好きなスパイ映画にちなみ、「指令」を渡すことに。そこには、すべきことと時間を具体的に書くようにしました。

 たとえば「月曜日にゴミを出す」だけではなく、「日曜日の夜22時に、寝室、居間、トイレ、キッチンのゴミを回収して玄関に置く。月曜朝8時までにそのゴミを収集所に出す」といった具合です。

 口頭ではないので、聞き間違いもおこらず、初回から完璧に任務をこなしてくれました。

 するとより難しい任務を求めるようになり、いまでは、ほとんどの家事ができるように。これでひとつ、肩の荷がおりました。
(65才・パート勤務Bさん)

取材・文/前川亜紀 イラスト/ユキミ

※女性セブン2021年6月17日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

山尾志桜里氏に「自民入りもあり得るか」聞いた
【国民民主・公認取り消しの余波】無所属・山尾志桜里氏 自民党の“後追い公認”めぐる記者の直撃に「アプローチはない。応援に来てほしいくらい」
NEWSポストセブン
レッドカーペットを彩った真美子さんのピアス(時事通信)
《価格は6万9300円》真美子さんがレッドカーペットで披露した“個性的なピアス”はLAデザイナーのハンドメイド品! セレクトショップ店員が驚きの声「どこで見つけてくれたのか…」【大谷翔平と手繋ぎ登壇】
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(左)と山下市郎容疑者(左写真は飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
《浜松ガールズバー殺人》被害者・竹内朋香さん(27)の夫の慟哭「妻はとばっちりを受けただけ」「常連の客に自分の家族が殺されるなんて思うかよ」
週刊ポスト
サークル活動に精を出す悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
《普通の大学生として過ごす等身大の姿》悠仁さまが筑波大キャンパス生活で選んだ“人気ブランドのシューズ”ロゴ入りでも気にせず着用
週刊ポスト
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
遠野なぎこさん(享年45)、3度の離婚を経て苦悩していた“パートナー探し”…それでも出会った「“ママ”でいられる存在」
NEWSポストセブン
「参政党パワー」の正体とは(神谷宗幣・代表)
叩かれるほどに支持が伸びる「参政党パワー」 スピリチュアリズム勃興の中で「自分たちは虐げられていると不安を感じる人たちの受け皿に」との指摘
週刊ポスト
レッドカーペットに登壇した大谷夫妻(時事通信フォト)
《産後“ファッション迷子期”を見事クリア》大谷翔平・真美子さん夫妻のレッドカーペットスタイルを専門家激賞「横顔も後ろ姿も流れるように美しいシルエット」【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
女優・遠野なぎこが自宅マンションで亡くなっていることがわかった
遠野なぎこさん死去…「絶縁状態」と言われていた親族が訃報発表に踏み切った事情 知人が明かす「ずっと気にかけていた」本当の関係
NEWSポストセブン
レッドカーペットに登壇した大谷夫妻(時事通信フォト)
《真美子さんの艶やかな黒髪》レッドカーペット直前にヘアサロンで見せていた「モデルとしての表情」鏡を真剣に見つめて…【大谷翔平と手を繋いで登壇】
NEWSポストセブン
誕生日を迎えた大谷翔平と子連れ観戦する真美子夫人(写真左/AFLO、写真右/時事通信フォト)
《家族の応援が何よりのプレゼント》大谷翔平のバースデー登板を真美子夫人が子連れ観戦、試合後は即帰宅せず球場で家族水入らずの時間を満喫
女性セブン
鉄板焼きデートが目撃されたKing & Princeの永瀬廉、浜辺美波
《永瀬廉と全身黒のリンクコーデデート》浜辺美波、プライベートで見せていた“ダル着私服のギャップ”「2万7500円のジャージ風ジャケット、足元はリカバリーサンダル」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 石破政権が全国自治体にバラ撒いた2000億円ほか
「週刊ポスト」本日発売! 石破政権が全国自治体にバラ撒いた2000億円ほか
NEWSポストセブン