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松本人志『コントの会』 「世帯視聴率6.8%」で「視聴者2506万人」の意味

松本人志『キングオブコントの会』で、「視聴率6.8%なのに、2506万5000人が視聴した」の意味は(時事通信フォト)

松本人志『キングオブコントの会』で、「視聴率6.8%なのに、2506万5000人が視聴した」の意味は(時事通信フォト)

 ダウンタウンの松本人志が民放で20年ぶりに新作コントを披露した6月12日の『キングオブコントの会』(TBS系)の“視聴率”と“視聴人数”が話題になっている。ビデオリサーチが発表した2つの数字が一見、乖離しているように見えるからだ。

 13日に世帯視聴率は6.8%(関東地区)と明らかになったが、16日には番組をリアルタイムで1分以上視聴した推計人数が2506万5000人に到達したと公表された。その調査によれば、若年層を中心に多くの視聴があり、ツイッターの国内トレンド1位にも入ったという。

 この2つの数字はよく吟味しないと、「視聴率6.8%なのに、2506万5000人が視聴したって、どういうこと?」という疑問を抱きかねない。テレビ局関係者が説明する。

「視聴率は毎分出ています。前者の世帯視聴率は、3時間なら3時間の“平均視聴率”です。後者の2506万5000人という数字は、あくまで“リアルタイムで1分以上視聴した推計人数”です。言ってみれば、割り算の“平均世帯視聴率”と足し算の“推計人数”です。計算方法が違うので、そもそも比べるものではありません。

 今は世帯視聴率20%、30%が簡単に出る時代ではないし、ライフスタイルが多様化し、メディアもテレビが必ずしも王様ではなくなったので、いろいろな調査方法を使って、数字を出してくれているのだと思います。ただ、指標が多過ぎると、受け止める側は混乱するでしょうね」(以下同)

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