『空母いぶきGREAT GAME』(かわぐちかいじ 協力/八木勝大、潮匡人 原案協力/惠谷治)は、ビッグコミックにて連載中
小金井市医師会の三澤多真子・感染症対策担当理事によれば「より多くの方がワクチン接種して集団免疫を獲得することがパンデミック収束には必須である」との立場から、小金井市医師会は若い人にワクチン接種に興味を持ってもらう方策として、かわぐち氏へのオファーを決め、またワクチンに対する正しい知識を持ってもらいデマを排除するために、「こびナビ」の協力も仰いでいる。つまりここからは、ワクチンや接種会場を確保したり、予約システムを立ち上げたりするといった、これまでの努力とは違う取り組みが必要だと考えているということだ。
かわぐち氏が描き上げたポスターのキャラクターには、過去の名作のものではなく、現在連載中の『空母いぶき GREAT GAME』の主人公・蕪木薫(かぶらぎ・かおる)艦長が選ばれた。これも、より若い人に届くようにとの配慮だ。その表情について、かわぐち氏は怖すぎてもダメ、にこやか過ぎても緊張感がなくてダメ、一人でも多くの人にワクチンを打ってもらえるよう苦心したという。
全国区の人気を持つ有名漫画家と、その足元の自治体が組んで作製したこのポスターは小金井市内の医療機関、市の施設、公共の掲示板など500か所に掲示される。