カブトムシが活動的になるのは夕ぐれから夜明け
すべての時間帯で活動する生き物たちとも出会いやすいように、「ZUKAN MUSEUM」では24分ごとに朝、昼、夕方、夜の一日を体験できる。たとえば、アリは昼に働き、夜は休むのだが、カブトムシは夕ぐれから夜明けまでが活動時間。カブトムシが動き回る音と震動のなか、アリは休んでいるのだと気づかされるのは、このミュージアムならでは。
地平線に見入ってしまう「ワイルドフィールドゾーン」
ゴール手前に広がる空間に没入できるように配置されているのが、地平線まで続く草原が美しい「ワイルドフィールドゾーン」。ゆったりした気持ちで遠くを眺めれば、地響きとともにオグロヌー(ウィルドビースト)の群れがやってきた。大群で移動する様子に圧倒されながら通り過ぎるのを見届けると、雷鳴とともに雨が降り始め、乾燥地帯の雨期にだけ活動的になる生き物があらわれた。日が暮れると、しなやかに躍動するピューマが現れ、岩を駆けのぼった。
足もとにも生き物があらわれる