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大盛況の「ずかんミュージアム銀座」でアリの視点を体験してみた

「アリの視点」で雑木林の中を体感できるZUKAN MUSEUM

「アリの視点」で雑木林の中を体感できるZUKAN MUSEUM

 雑木林のなか、うなる羽音が遠くから聞こえるとあっという間に近くに迫り、それに覆い被さられたような錯覚に見舞われ、やがて止んだ。音の主であるカブトムシが地面に降り立ったのだ。カブトムシはその後、ゆっくりと歩みを進める。振動が椅子に座る記者のお尻からお腹に響き、その力強さに驚く。カブトムシが再び飛び立つと、風が頬をなでた。これは、昨夜見た夢の話ではない。図鑑の世界に入り込める体験型デジタルミュージアム「ZUKAN MUSEUM GINZA powered by 小学館の図鑑NEO」での体験だ。

図鑑の中でしか見ることのできなかった生き物たちの世界に没入できる「ずかんミュージアム銀座」

図鑑の中でしか見ることのできなかった生き物たちの世界に没入できる「ずかんミュージアム銀座」

 7月16日(金)に東京・銀座にオープンした「ZUKAN MUSEUM」は、累計発行部数が約1200万部を超える「小学館の図鑑 NEO」シリーズから大多数がピックアップされた生き物たちと、彼らが生息する様子を間近で見て、観察し、記録しながら楽しむ体験型施設。冒頭の雑木林での出来事は、同施設の「アントビューゾーン」でのもの。記者はアリの視点からカブトムシを見た、というわけだ。新型コロナウイルス対策のため、入館は事前予約制で人数制限があるのだが、続々と予約が埋まり、親子連れだけでなく、祖母と孫など様々な組み合わせのグループが訪問している。幅広い年代の人たちが、生き物が現れて動く様子に夢中だ。

幅広い世代の人が「ずかんミュージアム」体験に夢中になっている

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