今回の東京五輪ではナイキ社製の厚底シューズも再び注目を集めることになるだろう。夏のマラソンに厚底だと、蒸れの心配もありそうだが……。
「アッパー部分の通気性を考慮しつつ、軽量化も実現している。問題はないでしょう。ウエア同様に、汗と給水などでシューズは常にびしょびしょになるので、やはり通気性と撥水性が大事なんです」
5年前のリオ大会では男女ともに入賞者なし。札幌とはとはいえ、酷暑のニッポンで、雪辱を晴らすレースが待つ。
「勝負事は始まってみなければわからない。男女ひとりずつは入賞したい」
取材・文/柳川悠二(ノンフィクションライター)
※週刊ポスト2021年7月30日・8月6日号