芸能

乳がん治療を乗り越えた女優・小栗香織、23年ぶり歌手活動を語る

現在、裏方として活躍している小栗が新曲

小栗香織さんが新曲をリリース

『11PM』カバーガールとして人気を博し、映画『Love Letter』にも出演した女優の小栗香織さんは、現在は「Kaori Oguri」として女優のグラビアをプロデュースする“裏方”として活躍中だが、このたび歌手・小栗香織として7月21日に新曲をリリースした。

「また歌をやりたいなと思っていた2年前に、ミュージシャンの八文字裕紀さんと出会って意気投合し、少しずつ準備をつづけてやっと実現しました。コロナ禍のこんな時代だからこそ、自分にしかできない何かを発信したかったんです」

 曲名は『寄り添って』。作詞・作曲は八文字氏が手がけた。大切な人と寄り添う時間の心の動きを描いた、切ないけれど心が温かくなるミディアムテンポのラブソングだ。

 小栗さんが歌手として活動するのは実に23年ぶり。1996年にボサノヴァ、1997年に自らウクレレを弾くハワイアンの曲をリリースして以来だ。

「歌手活動を始める前、もともと小泉今日子さんの歌が好きで、カラオケでよく歌ってたんです。十八番は、『あなたに会えてよかった』とか『優しい雨』かな。ある日、友人から『キョンキョンに声が似てるね』って言われたのがきっかけで意識するようになりました。今回は長いブランクがありましたけど、一人カラオケに行ったり、クルマの中で歌ったりして練習しました」

 小栗さんは2016年に乳がんが発覚し、摘出手術を受けた。その後も投薬治療を続け、この7月に5年間の治療を終えたばかり。

「むくみや太りやすさなどの副作用と付き合っていくのは本当に大変でしたが、再発や転移もなく5年の節目を迎えることができました。今回の新曲で私自身もパワーをもらいたいし、みんなにも癒やしを届けられればうれしいです。今後は自分で作詞した曲も発信して、コロナが落ち着けばライブもやりたいですね」

 新たな人生を後押しする、大切な一曲になるはずだ。

【プロフィール】
小栗香織(おぐり・かおり)/女優・プロデューサー。横浜でスカウトされ、豊島園夏のイメージガールでCMデビュー。『11PM』(日本テレビ系)金曜カバーガールとして人気を博す。その後、CM、映画、ドラマなどに数多く出演。岩井俊二監督の映画『Love Letter』に出演し、日本だけでなく韓国でも人気に。グラビアでも活躍し、多くの写真集も発売。現在は女優活動のほか、新人タレントや女優のプロデュースも手がけている。

https://linkco.re/56ey8fv6

撮影/西田幸樹

関連キーワード

関連記事

トピックス

無罪判決に涙を流した須藤早貴被告
《紀州のドン・ファン元妻に涙の無罪判決》「真摯に裁判を受けている感じがした」“米津玄師似”の男性裁判員が語った須藤早貴被告の印象 過去公判では被告を「質問攻め」
NEWSポストセブン
激痩せが心配されている高橋真麻(ブログより)
《元フジアナ・高橋真麻》「骨と皮だけ…」相次ぐ“激やせ報道”に所属事務所社長が回答「スーパー元気です」
NEWSポストセブン
Instagramにはツーショットが投稿されていた
《女優・中山美穂さんが芸人の浜田雅功にアドバイス求めた理由》ドラマ『もしも願いが叶うなら』プロデューサーが見た「台本3ページ長セリフ」の緊迫
NEWSポストセブン
トンボをはじめとした生物分野への興味関心が強いそうだ(2023年9月、東京・港区。撮影/JMPA)
《倍率3倍を勝ち抜いた》悠仁さま「合格」の背景に“筑波チーム” 推薦書類を作成した校長も筑波大出身、筑附高に大学教員が続々
NEWSポストセブン
12月6日に急逝した中山美穂さん
《追悼》中山美穂さん、芸能界きっての酒豪だった 妹・中山忍と通っていた焼肉店店主は「健康に気を使われていて、野菜もまんべんなく召し上がっていた」
女性セブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
【入浴中の不慮の事故、沈黙守るワイルド恋人】中山美穂さん、最後の交際相手は「9歳年下」「大好きな音楽活動でわかりあえる」一緒に立つはずだったビルボード
NEWSポストセブン
結婚披露宴での板野友美とヤクルト高橋奎二選手
板野友美&ヤクルト高橋奎二夫妻の結婚披露宴 村上宗隆選手や松本まりかなど豪華メンバーが大勢出席するも、AKB48“神7”は前田敦子のみ出席で再集結ならず
女性セブン
スポーツアナ時代の激闘の日々を振り返る(左から中井美穂アナ、関谷亜矢子アナ、安藤幸代アナ)
《中井美穂アナ×関谷亜矢子アナ×安藤幸代アナ》女性スポーツアナが振り返る“男性社会”での日々「素人っぽさがウケる時代」「カメラマンが私の頭を三脚代わりに…」
週刊ポスト
NBAロサンゼルス・レイカーズの試合を観戦した大谷翔平と真美子さん(NBA Japan公式Xより)
《大谷翔平がバスケ観戦デート》「話しやすい人だ…」真美子さん兄からも好印象 “LINEグループ”を活用して深まる交流
NEWSポストセブン
(時事通信フォト)
「服装がオードリー・ヘプバーンのパクリだ」尹錫悦大統領の美人妻・金建希氏の存在が政権のアキレス腱に 「韓国を整形の国だと広報するのか」との批判も
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《私には帰る場所がない》ライブ前の入浴中に突然...中山美穂さん(享年54)が母子家庭で過ごした知られざる幼少期「台所の砂糖を食べて空腹をしのいだ」
NEWSポストセブン
亡くなった小倉智昭さん(時事通信フォト)
《小倉智昭さん死去》「でも結婚できてよかった」溺愛した菊川怜の離婚を見届け天国へ、“芸能界の父”失い憔悴「もっと一緒にいて欲しかった」
NEWSポストセブン