男役スター時代の真琴つばさ。哀愁漂う二枚目男優役としてファンを魅了した
これからの人生を、より美しくいるために
人生の半世紀が過ぎた頃から、「“いいしわを作りたい”と思うようになった」と、微笑む。
「若く見えること=美しいとは思いません。私、八千草薫さんの目尻のしわに憧れているんです。見る人が穏やかになるような、いいしわですよね。八千草さんのお肌が美しいから、しわもきれいに見えるんだと思いますが、いつかあんなふうになれたらいいですね。
どこかで読んだ話ですが、『いまの自分は3年前の自分が作っている』のだそうです。数年後もハツラツとした自分でいるために、まずは苦手な筋トレを始めました。美しい姿勢や発声には背筋が不可欠。ここを鍛えることは、年々重力に逆らえなくなる顔のハリをアップさせるのにもつながりますから。実は、根っからの運動嫌い。宝塚時代も筋力がないことで有名だったのですが、ようやくいいトレーナーと出会えたので、この先も頑張れそうです(笑い)」
そして、日々の食事も大切にしている。
「この夏いち押しのヘルシー料理は、8種の薬味鍋です。具は好みの野菜と薄切りの豚肉。これに、お皿に並べたすりおろしたしょうがとにんにく、大根おろし、にんじんおろし、刻んだみょうが、しそ、小ねぎ、長ねぎを好きなようにのせてポン酢でいただきます。薬味のパワーで新陳代謝も上がり、お肌も元気になりますよ」
【プロフィール】
真琴つばさ(まこと・つばさ)/1964年、東京都出身。1985年宝塚歌劇団入団。月組トップの男役スターとして不動の人気となり、“宝塚随一のエンターテイナー”と称された。2001年に退団後は舞台やテレビで活躍するほか、バラエティー番組での軽快なトークも定評がある。
取材・文/佐藤有栄
※女性セブン2021年8月19・26日号
今秋、待望のソロコンサートが開催される。『真琴つばさ VOYAGE スペシャルソロコンサート in YAMAHA HALL』10月16日(土)14時~と17時~。東京銀座ヤマハホールにて。問い合わせ:オフィスE&N