「阪神はヤクルトには10勝3敗2分と圧倒しています。これを後半戦も続けられれば、優勝はグッと近付くでしょう。ただ、今年は1か月に及ぶ中断があり、その間にデータなども精査されているはず。後半戦も同じように有利に戦えるかは未知数です。
同じことはDeNA戦にも言える。前半戦のデータを活かして、投手陣が打線を封じ込められるか。8月17日からのDeNA戦の先発には青柳晃洋、伊藤将司、ガンケルが予想される。青柳は2試合に先発して1勝、防御率0.64、伊藤将は3試合に先発して2勝、防御率0.82とDeNAに相性が良いですし、最低でも勝ち越したい。東京五輪で結果を残せなかった青柳は後半戦のキーマンでもある。この試合をうまく乗り切れれば、五輪ショックも払拭されるでしょう。そこで打たれるようだと、マスコミやファンが騒ぎ始める懸念もある。優勝へのターニングポイントとなる一戦になりそうです」
DeNAとの残り試合は阪神10、巨人とヤクルトは13となっている。上位同士の直接対決だけでなく、台風の目となりそうなDeNAを攻略できるかが鍵になりそうだ。