国内

「眞子さま年内結婚」は菅首相周辺のリーク? 実際には白紙同然か

異例のご結婚へ突き進まれている(2017年5月、東京・港区=共同通信社)

異例のご結婚へ突き進まれている(2017年5月、東京・港区=共同通信社)

 膠着状態だった秋篠宮家長女・眞子さまの結婚問題が新たな局面を迎えた。9月1日、読売新聞が一面で《眞子さま年内結婚》と大きく報じたのだ。

「その内容は秋篠宮家ご長女の眞子さまが、小室圭さんと年内に結婚される見通しだというもの。“結婚関連儀式は行わず、一時金は辞退。ふたりはアメリカで新生活をする予定”という内容が大きな波紋を呼びました」(皇室記者)

 突然の報道で、大きく動き出したかにみえたご結婚問題。だがその実、何も事態は進展していない中での“フライング報道”だというから驚きだ。ある宮内庁関係者は次のように言う。

「実際のところ、眞子さまのご結婚はいまだ白紙同然です。読売報道ではご結婚のスケジュールなど、具体的な情報はいっさい明かされず、それに続いたほかのメディアの報道も具体性を欠く中身のないものでした。現実には具体的に何も決まっていないのですから、報じようにも、中身がないのは当然です。

“年内結婚”は、支持率低迷に困り果てた菅義偉首相周辺が苦し紛れで流したリーク情報とみられます。そもそも菅官邸は、女性宮家創設などを検討するために、眞子さまの結婚についても皇室関係者からヒアリングをしていて、“眞子さまが結婚に強い意思を持たれていて、もう止められないだろう”ということは把握していた。今回、その内部情報をメディアに流し、ほんの少しでも『菅首相の新型コロナ対応の失敗』報道を減らそうとしたのでしょう」

『女性セブン』8月5日発売号では、菅官邸のヒアリングの中で、眞子さまが「地位も名誉も一時金もいりません。儀式も必要ありません。だから、どうか結婚だけは認めてほしい」というご意向を伝えていた、と報じていた。まさに、その通りの情報を今回、“官邸発”で新聞が報じたということだろう。

 とはいえ、それが断末魔になって、結局、菅首相は辞任をすることになったのだから、皇室関係者にとっては迷惑なこと、この上ない話だ。

「もし眞子さまご自身が会見を開かれるなどして結婚を発表され、お気持ちが国民に伝われば、四面楚歌の状況が変わっていたかもしれない。それなのに、皇室や宮内庁側が準備したタイミングではなく、政治の都合で表沙汰にされて、さらなる逆風を招くなんて……」と、別の宮内庁関係者は困惑を隠さない。

 仮に眞子さまの渡米が具体的に進んでいれば、ビザ取得などに外務省が動くはずだが、そうした動きも見られない。実際は何も固まっていない中での報道ということは、裏を返せば、この前代未聞の結婚が止まる余地は充分に残されているということでもある。

「一連の結婚騒動は、眞子さまが主導されたとみる向きは多い。普段から眞子さまは小室さんをリードし、時に叱責されることもあると聞きます。いわば小室さんが“尻に敷かれた”状態ですから、眞子さまのお気持ちさえなんとかなれば、強引なご結婚が止まる可能性はまだまだあります」(皇室ジャーナリスト)

※女性セブン2021年9月23日号

関連記事

トピックス

NHK中川安奈アナウンサー(本人のインスタグラムより)
《広島局に突如登場》“けしからんインスタ”の中川安奈アナ、写真投稿に異変 社員からは「どうしたの?」の声
NEWSポストセブン
カラオケ大会を開催した中条きよし・維新参院議員
中条きよし・維新参院議員 芸能活動引退のはずが「カラオケ大会」で“おひねり営業”の現場
NEWSポストセブン
コーチェラの出演を終え、「すごく刺激なりました。最高でした!」とコメントした平野
コーチェラ出演のNumber_i、現地音楽関係者は驚きの称賛で「世界進出は思ったより早く進む」の声 ロスの空港では大勢のファンに神対応も
女性セブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン
元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
襲撃翌日には、大分で参院補選の応援演説に立った(時事通信フォト)
「犯人は黙秘」「動機は不明」の岸田首相襲撃テロから1年 各県警に「専門部署」新設、警備強化で「選挙演説のスキ」は埋められるのか
NEWSポストセブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
5月31日付でJTマーヴェラスから退部となった吉原知子監督(時事通信フォト)
《女子バレー元日本代表主将が電撃退部の真相》「Vリーグ優勝5回」の功労者が「監督クビ」の背景と今後の去就
NEWSポストセブン