避難口の確保が最優先
さらに、いずれの形態の店舗も、多数の部屋の管理をごく少数の従業員で行っているため、火災が発生しても対応しきれない。
「こういった店の場合、店側管理者の避難誘導などに期待せず、客自身で安全を確保することが重要となります」
いずれにしても、個室型店舗を利用する際は、まず避難経路や非常口の確認をしておくことが大切だ。その際、必ず2方向の避難経路を頭に入れ、一方向から逃げられなくても予備のルートをとっさに選択できるようにしておこう。
取材・文/鳥居優美 イラスト/大窪史乃
※女性セブン2021年9月23日号