国内

自民党総裁選 今井絵理子氏がなぜか岸田文雄氏の推薦人になったワケ

今井絵理子氏が推薦人に(時事通信フォト)

今井絵理子氏が推薦人に(時事通信フォト)

 高市早苗氏、野田聖子氏と史上初めて複数の女性候補が並ぶことになった自民党総裁選。稲田朋美氏が高市氏支持、三原じゅん子氏が野田氏支持を表明するなど、党内の女性議員たちもそれぞれ動き出すなか、なぜか岸田文雄氏の推薦人に名を連ねたのが元SPEEDで参議院議員の今井絵理子氏だ。

 今井氏の所属する麻生派からは河野太郎氏が立候補し、麻生派の若手・中堅には河野支持が広がっているが、今井氏は参議院一回生にして岸田氏の推薦人になった。これまで岸田氏との接点があまり目立って報じられたことはない今井氏だが、いったいどんな事情があるのか。自民党関係者が語る。

「麻生派ベテラン議員たちの働きかけによるものでしょう。岸田陣営は麻生派の甘利明氏が選対顧問、鈴木俊一氏が推薦人代表になっており、麻生氏自身も表向きは河野氏の出馬を容認と言いながら、実際には岸田氏を推しているともっぱらです。そんななか、若手・女性・参議院という推薦人として多様性を出すための条件が揃っている上、抜群の知名度を誇る今井氏は、名簿に載せるのにうってつけだったのでしょう。

 また、今井氏を政界に導いた恩人であり、麻生派の会長代行でもあった山東昭子氏が参議院議長に就き、総裁選に関われないことから、山東氏の“名代”としての意味合いも強いのではないでしょうか」

関連キーワード

関連記事

トピックス

水原一平氏のSNS周りでは1人の少女に注目が集まる(時事通信フォト)
水原一平氏とインフルエンサー少女 “副業のアンバサダー”が「ベンチ入り」「大谷翔平のホームランボールをゲット」の謎、SNS投稿は削除済
週刊ポスト
解散を発表した尼神インター(時事通信フォト)
《尼神インター解散の背景》「時間の問題だった」20キロ減ダイエットで“美容”に心酔の誠子、お笑いに熱心な渚との“埋まらなかった溝”
NEWSポストセブン
水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
女性セブン
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン