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縄文人の口内にも存在した歯周病菌 食道がんのリスク因子になることも

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虫歯菌と歯周病菌を抑制するL8020乳酸菌を配合した『お口の善玉菌
デンタフローラ』(写真/フジッコ提供)

 歯磨きは、原因となる菌の数を減らせるため歯周病予防につながる。さらに、歯磨きの補助的な役割として注目されているのが、緑茶などに多く含まれる「ポリフェノール」だ。

「ポリフェノールには抗酸化作用と、菌の増殖や、菌が定着することを抑える効果があることが近年わかってきました。さらに最近は、緑茶に含まれるカテキンの成分を凝縮して、口腔内の細菌を減らす試みも行われています」

 一方で、二川さんは口腔フローラを健康に保つ「L8020」乳酸菌を開発。その名称には、「80才になっても20本以上の歯を保とう」という思いが込められている。

「食事は自分でできるけど、歯磨きはできないという障がい者施設の人たちに向けて研究を始めました。歯磨きをしないと多くの人はすぐ虫歯になるのですが、なぜか虫歯にならない人もいたため、彼らの口腔フローラから42種類の乳酸菌を集めました。

 その中から歯周病菌、虫歯菌、口腔カンジダ菌を抑えられるものを選び出したのが『L8020乳酸菌』です。この乳酸菌を含むヨーグルトを2週間食べてもらったところ、通常のヨーグルトを食べた場合と比べ、虫歯菌、歯周病菌が減少していました」(二川さん)

 食品だけでなく、マウスウオッシュやタブレットなど、L8020乳酸菌はさまざまな形で商品化されているので、ライフスタイルに取り入れやすいものを選ぶといい。しかし、歯周病は、口の中の菌が少なければ絶対に安心とは言いきれない。

「免疫が落ちていると口腔内に悪玉菌が増えやすく、歯周病になりやすい。歯がどんなに汚れていても歯周病にならない人もいれば、ちょっと汚れるだけで歯周病になってしまう人もいます」(池田さん)

 口の中だけでなく、生活習慣を整えることも重要だ。

※女性セブン2021年9月30日・10月7日号

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