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俳優・塩田康平「2.5次元って、しんどければしんどいほど絆が深まる」

塩田

ワイルドな魅力を放つ塩田康平

 アニメ、マンガ、ゲーム……人気の2次元作品を3次元の俳優が演じる舞台「2.5次元」が人気を博している。ミュージカル「テニスの王子様」、演劇「ハイキュー!!」などで活躍する俳優の塩田康平に、2.5次元作品を演じる醍醐味を聞いた。

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 金刀比羅宮(香川)のふもとで、こんぴら歌舞伎や役者のお練りを見て育ちました。だから、芝居はぼくにとって身近な存在です。

 物語も大好きで、2.5次元の原作になるマンガはもちろん、シェイクスピアやチェーホフをよく読みます。難しくても、必死に読み解く。古典演劇を知らないと、尊敬する演出家のかたがたと語り合えないと思うんです。

 2.5次元でも、ぼくは台本を最重要視。原作はもちろん熟読しますが、稽古期間中は頼らず、台本と自分の想像力だけでより深く作品について考えるんです。実はマンガ原作の舞台は昔からたくさんあります。ベルばらも、手塚治虫作品の舞台も、ある意味、2.5次元ですね。いまこんなに注目されているのは、以前より劇的にビジュアルの再現度が上がったからだと思います。

 夢のような世界で、しかも演じているのはイケメンでいいヤツばかりなんですよ! 2.5次元って、体力的にしんどければしんどいほど、共演者との絆が深まる気がします。ぼくはなぜか坊主頭のキャラを演じることが多いんですが(笑い)、いつか帝国劇場でミュージカルに出てみたい。『レ・ミゼラブル』はやっぱり憧れですね。

【プロフィール】
塩田康平/1990年3月31日香川生まれ。身長174cm。ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズン ジャッカル桑原役(2012〜2014年)、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」田中龍之介役(2015〜2018年)、舞台『池袋ウエストゲートパーク SONG&DANCE』マサ役(2017〜2018年)、ミュージカル「GOYA-ゴヤ-」マヌエル・ゴドイ役(2021年)、自身のロックバンド「BUCKS」ではアーティスト活動も行う。2021年2月には舞台『監獄REQUIEM』にて初めて作・演出・作詞を手掛けた。

舞台「HELI-X II〜アンモナイトシンドローム」 アンガー役●2021年10月7〜17日/紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA

撮影/田中智久

※女性セブン2021年9月30日・10月7日号

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