今年5月の夏場所後に開催する予定だった栃煌山(清見潟親方)の断髪式は来年1月に
これまで、年寄を襲名して協会に残るような引退力士は、半年から1年以内に国技館で引退相撲と断髪式を行なってきた。最も長くマゲをつけたまま親方生活を送っているのは、2019年7月に引退した元・安美錦で、すでに2年以上が経過している。予定通り来年5月29日に引退相撲と断髪式が行なえたとしても、引退から3年近くかかったことになる。
そうしたなかで白鵬の引退相撲はいつになるのか。“順番待ち”の列では13番目となる。
「現在は巡業が中止となっているため場所後のスケジュールに余裕があるが、来年春以降に巡業や福祉大相撲などが再開すれば東京の本場所後にやれる断髪式・引退相撲は2人が限度。1年間に6人として、白鵬の順番が回ってくるまでに2年以上かかる。コロナ終息がまだまだ不透明ですが、順調にいっても2024年の秋以降になるのではないか」(前出・若手親方)
年寄として協会規則を守るという誓約書にサインして引退が認められた白鵬だが、引退相撲と断髪式を開催するのも、相当先のことになりそうだ。