「ロールアップ」のポイント

 現在のファッショントレンドで最も重要なのは丈の長さです。これまではアンクル丈が全盛でしたが、先端のカジュアルトレンドとしては足の甲にワンクッションかかるほどの長さになっており、ズボンのシルエットもワイドや裾広がりのフレアが登場しています。

 しかし、おじさんがオンオフ兼用で穿くにはいずれも危険ですので、引き続きアンクル丈をお勧めします。今回の3本はいずれも、脚の外側の脇の縫い目にセルビッジと呼ばれる生地の耳が付いており、ロールアップするとアクセントとなります。

 ロールアップする前の股下はそれぞれレギュラーが78.5cm、スリムフィットが84cm、ユニクロUが73cmとなっており、通常ラインの2型はロールアップして穿くことが前提となっています。またユニクロUもロールアップして完全に足首を見せてしまったほうがバランスはとりやすいと思います。

ユニクロの野心溢れる挑戦

 濃紺デニム生地はいずれも硬めですので、穿きこまないと柔らかくなりません。ではこれまで慣れ親しんだソフトな生地のズボンに近い物が欲しい場合は、どうすれば良いのかというと「EZYジーンズ」が良いでしょう。

スウェットに近いソフトな生地で普段穿きに最適な「EZYウルトラストレッチジーンズ」

スウェットに近いソフトな生地で普段穿きに最適な「EZYウルトラストレッチジーンズ」

 こちらはスウェットパンツ並みの生地の柔らかさがあります。シルエットはスキニーほど細くなく、スキニーとレギュラーストレートの中間くらいのスリムフィットです。

 スキニーフィットだと細すぎて貼りついてしまい、ムッチリした脚のシルエットを浮き上がらせてしまいます。ですから、細身が穿きたい場合はスリムフィットストレートくらいのほうがおじさんにも似合いやすいと思います。

 メンズのジーンズ復権は正直なところ、早急には難しいと思っていますが、並み居るジーンズブランドを抑えて真っ先に「ジーンズ アゲイン」を掲げたユニクロの野心溢れる姿勢には驚くほかありません。

 これから涼しくなってきたら、今回紹介したジーンズをトップスと合わせていろいろ穿きこなしてみてはいかがでしょう。

ビジカジスタイルでもジーンズの復権なるか

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