桑田佳祐一覧

【桑田佳祐】に関するニュースを集めたページです。

「1980年7月から、初となる夏の全国ライブ『サザンオールスターズがやってくるニャー!ニャー!ニャー!』は40公演を行いました」
サザンオールスターズを語ろう 読者が選んだ好きな曲トップ10と思い出
 1978年6月に『勝手にシンドバッド』で鮮烈なデビューをしてから44年。シングル&アルバムの総売上枚数は4883万枚以上。現在までに、シングル55枚、アルバム15枚を発売、シングル売り上げランキングでは、1980年代から2000年代まで各年代で首位に輝いた。私たちの人生を彩ってきたサザンオールスターズ(以下、サザン)の曲は、どんな記憶と結びついているのか。1948人の読者の皆さんから届いた極上の思い出話をお届けします。 ボーカルとギターを務める桑田佳祐を中心に、青山学院大学の学生時代に結成されたサザン。1978年のデビュー以来、数えきれないほどのヒット曲を生んできた。『女性セブン』の読者に心に残る曲と思い出話を聞いたところ、多くの人が挙げていたのが次からのトップ10。人気1位の曲から、皆さんの思い出を紹介します。1位『TSUNAMI』 この曲は、1990年代後半〜2000年代前半にかけて放送されていたバラエティー番組『ウンナンのホントコ!』(TBS系)内の恋愛企画『未来日記III』のテーマソングに起用されていた。『未来日記』は大人気を博し、後に映画化などもされたが、この曲も300万枚以上を売り上げ、同年、日本レコード大賞を受賞した。「初めて自分から大好きになった人が好きだった歌です。緊張した初デートはどこかぎこちなく、それきりに。その後、私が結婚してから、彼も私のことが好きだったことを知り、結婚を後悔した思い出が……」(40才・会社員)「入院中によく聴きました。私にとっては復活の歌です」(62才・無職)「幼稚園教諭をしていた頃、器楽演奏会で演奏した思い出の曲です。年に一度、同じ地区の幼稚園が何園か集まって、芸術劇場で演奏会をしていたのですが、6才の子にドラムを教えたことや、大人顔負けの演奏をしていた園児を前に指揮をしたことなど、いまでもよく覚えています」(42才・パート)「次女の中学校卒業式を思い出します。式典終了後、クラスの謝恩会が行われたのですが、子供たちが歌詞カードを用意してくれていて、子供たちとともに親も先生もみんなで一緒に歌い、感動しました」(67才・契約社員)「この曲を聴くと、東日本大震災の後、サザンは『TSUNAMI』を歌わなくなったことを思い出します。震災にあったかたがたへの配慮であったと思っていますが、彼らの優しさが胸に染みています。いまでは少しずつ、聴く機会が増えて、うれしいです」(39才・専業主婦)2位『真夏の果実』 桑田佳祐の初監督映画『稲村ジェーン』(1990年)の主題歌で、その後もドラマ『悪魔のKISS』(1993年・フジテレビ系)の挿入歌、就職情報誌や携帯電話のCMソングとしても起用されている。映画の影響も強いようで、この曲に思い入れがあるという声が多かった。「高校生だった私は部屋にこもって受験勉強をしながらこの曲を聴き、映画『稲村ジェーン』を見てどっぷりとはまり、海辺や、ロケ地でデートをする自分を妄想していました。この曲を聴くと甘酸っぱいような気持ちとともに、その頃の自分の部屋や窓から眺めていた風景を思い出します」(49才・パート)「茅ヶ崎のビーチに友達と遊びに行ったときに、この曲が海で流れていました。ビンゴ大会もあって、楽しい思い出です」(30才・パート)「高校3年生の夏休み、それまで部活で忙しく映画さえ行けなかった私は、友人と楽しみにしていた映画『稲村ジェーン』を見に行きました。その友人は、24才で結婚。その翌年、出産後にがんで亡くなってしまいました。この曲を聴くと彼女のことを思い出します。いまは私の切ない大切な歌と映画。いつまでも忘れられない思い出です」 (52才・派遣) この曲を聴きながら、映画に出てくるロケ地巡りをした人もいたようだ。3位『いとしのエリー』 3枚目のシングル。ドラマ『ふぞろいの林檎たち』(1983年・TBS系)の主題歌にも起用された曲。サザンのシングル初のバラード曲でもある。「よく、遊びに誘ってくれた先輩がサザンのファンで、いつしか私も気づくと曲を覚えていました。先輩は既婚者でしたが、頻繁に遊びに誘ってくれるので、てっきり私を好きなのだと思っていたら、好きは好きでも恋愛感情じゃなかったことがある日、判明。いまでもこの曲を聴くと、一気にあの頃に心が戻り、行き場のない切なさで、ボロ泣きしたあの日を思い出します」(65才・無職)「20代の頃、一緒に暮らしていた彼の声が桑田さんの声と似ていて、“エリー”を私の愛称に変えて歌ってくれました。その彼とはお互い好きなのに別れてしまいましたが、いまでもふとしたときに思い出し、胸が苦しくなることがあります。(68才・契約社員) サザンファン同士で結婚した人からは、「わが子に“エリ”と名付けた」という回答も多かった。4位『涙のキッス』 1992年放送のドラマ『ずっとあなたが好きだった』(TBS系)の主題歌。佐野史郎(67才)演じる“冬彦さん”ブームも相まって、売上枚数150万枚以上を記録し、サザン初のミリオンセラーとなった。「友達とよく歌っていた曲です。お互い、恋愛がうまくいかず、相談をしては落ち込んでいました。この曲を聴くと、そのときの友達の顔と慰め合っていたのを思い出します」(41才・専業主婦)「当時つきあっていた人がサザン大好きで2人でよく聴いていました。互いの家の関係で仕方なく別れることになったときに、この曲が流行していたので、聴くたびに当時のつらかった思い出と、彼の優しさを思い出します」(53才・ 自営業)5位『勝手にシンドバッド』 記念すべきサザンのデビュー曲。『夜のヒットスタジオ』(フジテレビ系)にタンクトップと短パン姿での出演が話題となった。「歌詞が聞き取りにくいため、日本語の歌詞でありながら、テロップが出たのもこの曲だったんですよね」(55才・自営業)「当時、私もバンドを組んでいたのですが、この曲は、これまでのバンドにはないコミカルかつ斬新なメロディーだったので、かなりの衝撃を受けました」(58才・自営業)『夜ヒット』で初めて聴いたときは、思わずテレビの音量を下げました。何を言ってるかわからなかったけど、迫力満点だったんですよね」(58才・専業主婦) 50代からは、当時の受けたインパクトの強さを感じるコメントが多く届いた。6位『希望の轍』 映画『稲村ジェーン』の挿入歌。結婚式など祝いの席で歌われたという声が多かった。「以前、結婚式場で、エレクトーン演奏の仕事をしていたとき、新郎がこの曲での退場を希望し、曲が流れると号泣。新婦が肩を抱いて退場した姿が、忘れられません」(61才・公務員)「30年前に挙げた私の結婚式の入場曲です。私たちはサザンが大好きで横浜スタジアムにライブに行ったのが初デートです。いまでもサザンのライブは、必ず参加しています」(54才・会社員)7位『愛の言霊〜Spiritual Message〜』 香取慎吾(45才)主演のドラマ『透明人間』(1996年・日本テレビ系)の主題歌。「子供の頃に見ていた」というドラマの影響からか、30代の支持が目立った。「桑田さんの『〜とは』が『〜とぉゎ』と聞こえるような独特の歌い方が耳に残ってくせになり、口ずさんでいたのを覚えています。めちゃくちゃ真似して歌って、家族で笑顔になっていました。ドラマはもちろん見ていたのですが、歌を聴くのが楽しみだったんです」(36才・専門職)「亡くなった父が大好きだった曲。私もよく聴いていました。いまも落ち込んだときや気持ちを落ち着かせたいときなどに聴いて、父のことを思い出し、勇気や元気をもらう大切な曲です」(34才・専業主婦)8位『LOVE AFFAIR〜秘密のデート』 松嶋菜々子(48才)主演のドラマ『Sweet Season』(1998年・TBS系)の主題歌で、ドラマのテーマが不倫だったため、不倫にまつわる思い出が多かった。「まさに不倫中に流行していた曲。歌詞がドンピシャで胸に突き刺さり、彼がこんなふうに思っていてくれてたらいいなぁと、いつも思いながら聴いていました。ドラマにもハマって、自分と重ね合わせていつも胸が痛かった。いまもこれを聴くと当時の若気の至りだった自分を思い出します。でも、あの日々があったから、いまが幸せなんだと思っています。当時の彼の奥さまには申し訳ないのですが……」(44才・パート)「歌詞に、レストラン船『マリーンルージュ』や『大黒ふ頭』、バー『ブルーライトバー』など横浜の名所がたくさん出てきて、『こんなところでデートできたら、いいだろうな』と不倫相手どころか、彼氏もいない私は妄想していました」(40才・パート)9位『栞のテーマ』 映画『モーニング・ムーンは粗雑に』(1981年)の挿入歌にも使用された曲。映画のタイトルは桑田が命名した。「サザンファンだった憧れの人に、『この曲、好きなんだ。髪をかきあげてみて』と言われて、髪をかき上げたら、『しびれる〜』とひと言。その人とはそれきりで、ご縁がなかったのですが、この曲を聴くと、あのドキドキがよみがえります」(47才・契約社員)10位『エロティカ・セブン』 奥山佳恵(48才)、深津絵里(49才)、常盤貴子(50才)が主演のドラマ『悪魔のKISS』の主題歌。ドラマは生々しい性描写や借金地獄など、センセーショナルな内容で話題になった。「新宿で、夜働いていたとき、有線から毎晩流れていて、お客さんもカラオケで歌う人が多かった。つらいこともいいことも濃縮された日々だったので、この曲が流れるといろんな記憶が鮮明に、次々とよみがえります」 (54才・職業不詳) このほか、ベスト10以外の曲にも熱い思い出が。『Ya Ya(あの時代を忘れない)』「同窓会のカラオケで、みんなで歌うのが定番になっています。ともに過ごしたよき時代を懐かしがり、友人の大切さを再確認できる素晴らしい歌だと思います」(43才・会社員)『チャコの海岸物語』「学生時代、海ドライブといえばサザンの曲で、砂浜を指でなぞったりしたのを思い出します。もちろんカラオケでも名前を変えて歌いました」(51才・会社員)『ミス・ブランニュー・デイ』「なぜか、体育の持久走や、マラソン大会などで走るときに頭の中で流れていた曲です。あのリズムが走るのにちょうどよかった思い出があり、頭の中で延々とリピートしながら、ゴールに向かっていました」(48才・パート)『みんなのうた』「サザン30周年のライブで雨の中、野外で聴いた思い出があります」(59才・専業主婦)桑田の“同級生たち”が集結 時代遅れのRock’n’Roll Band 今年5月23日に配信リリースされ、話題を呼んでいるのが、『時代遅れのRock’n’Roll Band』。作詞・作曲を担当したのは桑田佳祐。コロナ禍、各地で起こる自然災害、緊張状態の続く世界情勢の中、平和への願いを込めて、楽曲を作り上げたという。 メンバーは桑田と同じ年の佐野元春(66才)、 世良公則(66才)、Char(67才)、野口五郎(66才)の4人。ドリームチームともいえるバンドを結成したいきさつを桑田は自身がパーソナリティーを務めるTOKYO FM『桑田佳祐のやさしい夜遊び』(5月21日放送)で次のように語っている。《同級生5人集まったらどうかと思って。一人一人に会っていただいて、ノリというか、時々、おっちゃんたちも、こんな時代に音楽をやりながら、人生楽しませてもらっているよという姿を見てもらえたらという感じで曲を作らせていただきました》 同曲は初登場1位、配信1週目で2.1万ダウンロードを記録した。取材・文/廉屋友美乃※女性セブン2022年6月30日号
2022.06.18 16:00
女性セブン
野口五郎の公式Twitterより
桑田佳祐、佐野元春、世良公則、Char、野口五郎 還暦過ぎた同級生5人が集結
 先月リリースされた1曲がいま話題を呼んでいる──その曲とはサザンオールスターズの桑田佳祐が作詞・作曲したチャリティーソング『時代遅れのRock’n’Roll Band』。同級生の、佐野元春、世良公則、Char、野口五郎を集結させる桑田のプランが実現して生まれた曲だ。そして6月6日、ミュージックビデオが公開されると公開わずか1週間で約245万回再生を記録した。還暦を過ぎても元気な男たちの魂が確実に日本中に届いている。・桑田佳祐(66才) 1978年に『勝手にシンドバッド』でメジャーデビュー。昨年はソロとして全国10か所20公演に及ぶアリーナツアーを完走し、2年ぶりの有観客ライブを盛り上げた。・佐野元春(66才) 1980年に『アンジェリーナ』でデビュー。今年3月芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。7月にはニューアルバム『今、何処(WHERE ARE YOU NOW)』をリリース予定。・世良公則(66才) NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』での熱唱が話題の世良は今年がデビュー45周年。桑田はラジオ番組で「戦友でありライバル」と世良について語っている。・Char(67才) 1976年に『NAVY BLUE』でソロデビュー後、『逆光線』『闘牛士』などのヒット曲をリリース。同時期にデビューした、世良公則&ツイスト、原田真二とともに“ロック御三家”と呼ばれた。・野口五郎(66才) 故・西城秀樹さん、郷ひろみとともに“新御三家”として活躍。桑田とは共演歴はないが、桑田が野口を尊敬しているという人選で選ばれた。撮影/女性セブン写真部※女性セブン2022年6月30日号
2022.06.16 19:00
女性セブン
写真は野口五郎さんのツイッターより
桑田佳祐、同学年コラボ曲が話題 さんま、所、郷、野田秀樹など、才能ほとばしる世代
 桑田佳祐が同学年の大物ミュージシャンたちとコラボしたチャリティ・ソング『時代遅れのRock’n’Roll Band』が話題だ。放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、桑田と“同学年”の有名人たちについて分析する。 * * * 母校・青山学院大学の輝ける大先輩が、桑田佳祐サン(66才)。私は大学1年生のとき、桑田サンが所属していた音楽サークル『ベターデイズ』の1年生に頼み込み、部室を何度も覗きに行った経験があります。ですが、そこで桑田サンをお見かけしたことは一度もありませんでした。その代わり、通い詰めていたディスコで必ずかかったサザンオールスターズの『勝手にシンドバッド』で青学勢はつねに狂喜乱舞。DJが「いま、何時?」のところだけ音量を下げてくれて、全員でコールするのが当時の“お約束”でした。あぁ懐かしい。 このたび、その桑田先輩の呼びかけで集まった佐野元春サン(66才)、世良公則サン(66才)、Charサン(66才)、野口五郎サン(66才)を迎えたチャリティーソング『時代遅れのRockn’n’Roll Band』が初週ダウンロード数2万767を記録。6月1日発表の「オリコン週間デジタルシングル(単曲)ランキング」で初登場1位を獲得しました。 同作は、今年2月、久々に再会した桑田サンと世良サンが「同級生で協調して、いまの時代に向けた発信をできないか」と会話したなかから誕生したもの。“同級生”とは、1955年4月2日~1956年4月1日生まれの“同学年”を意味しています。 ほかの大物3人には桑田サン自らが手紙を書き、直接会いに行ったことで5人が初結集。そこから桑田サンがアッという間に曲を完成させ、わずか1か月でリリースに至ったといいます。“同学年”。なんてワクワクさせられる響きでしょうか。恐らく皆さんも、生まれ年よりも、遅生まれ、早生まれというワードを用いながら同学年であることに大きな意味を見出し、優先した経験がおありなのではないでしょうか。特に学校に通っている時代は、共通の経験を何年生のときにしたかがとっても大事。たとえばいまの子供さんたちなら、コロナ禍の第一波のとき何年生だったかというのは、この先いつまでも出てくる会話でしょう。 私の場合、「ピンク・レディーのミーちゃん(未唯mieサン・64才)とケイちゃん(増田惠子サン・64才)と同学年なのよ」と、これまで何度自慢してきたことでしょう。下の学年に「花の中三トリオ」(森昌子さん・63才、桜田淳子サン・64才、山口百恵さん・63才)や岩崎宏美サン(63才)らがいて、ウチの学年からはなかなか大スターが現れなかったのでピンク・レディーのお二人に対しては強い想いで応援。振り付けも覚えました。 実は母校も同じだったのです。2学年上には坂東三津五郎さん(享年59)を筆頭に、長唄の杵屋直吉さん(66才)、後に著名なCMディレクターになる李泰栄さん(66才)ら華やかなかたが揃っていらっしゃった。思えば、その学年がまさに、今回、桑田サンが招集した’55年(遅生まれ)~’56年(早生まれ)に誕生した皆さんなのです。 私の世代ですと、メンバーそれぞれに強い思い入れがあります。野口五郎サンはデビュー曲『博多みれん』や、芸名が「野口五郎岳」という山に由来することも“常識”として知っていました。 そして世良公則サン! 『ザ・ベストテン』(TBS系)に「世良公則&ツイスト」が出てくると、盛り上がりましたよね~。俳優さんとしても素敵なお仕事をたくさんされている世良サン。『マルモのおきて』(フジテレビ系・2011年)や、『カムカムエヴリバディ』(NHK・2021年)でのマスター役が特に印象に残っています。 Charサンは『ぎんざNOW!』(TBS系)ですね。私の同級生が同番組の「素人コメディアン道場」に出演した際、ゲストで歌われていたのがCharサン。ギターを抱えて歌うかたにセクシーさを感じた最初の男性がCharサンだったと記憶しています。 そして佐野元春サンは、ほかの皆さんより“出逢い”が遅くなるのですが、愛する稲垣吾郎サン(48才)が出演した『二十歳の約束』(フジテレビ系・1992年)の主題歌として『約束の橋』が使用されたことから、まさに「ヒューヒューだよ!」という想いで拝聴しつつ、いまに至ります。異業種でも同学年が大活躍していれば互いに惹かれあう 振り返れば、この学年は、日本の音楽界の黄金世代でもあるんですね。野口五郎サンとともに「新御三家」として大活躍された西城秀樹さん(享年63)、郷ひろみサン(66才)も同学年。 郷サンといえば、7月25日放送のドラマ『定年オヤジ改造計画』(NHK BSプレミアム、BS4K)での白髪まじりのヘアとメガネ姿をインスタで公開し、話題になっていますよね。でも実際の姿が若々しいので、画像だけだとコントで老け役に扮装したように見えてしまいます(苦笑)。郷サンがドラマに初出演したのはレコードデビュー前の大河ドラマ『新・平家物語』(NHK・1972年)ですから50年の月日が経っています。この学年には“歴史”がありますね。 実はこの学年に私が注目したのは、明石家さんまサン(66才)とお仕事を始めた1994年に遡ります。当時、さんまサンがたびたび口にしていたのは、所ジョージさん(67才)や松山千春サン(66才)、中村勘三郎さん(享年57)、江川卓サン(67才)らと同学年ということでした。あ、“さんまファミリー”の村上ショージさん(67才)もですし(苦笑)、後にいろいろしがらみがあった(?)野田秀樹さん(66才)もです。 異業種でも、これだけ華やかな同学年の皆さんが大活躍していれば、当然、互いに惹かれあうようになりますよね。実際、さんまサンは千春サンや勘三郎さんとは、プライベートでとっても仲よしでした。そして、所ジョージさんがMCを務める『1億人の大質問⁉笑ってコラえて!』(日本テレビ系)の年末特番には必ず出演。年齢を重ね、ほかの番組では収録時間を(意外と)気にするさんまサンが『~コラえて!』だけは5時間、6時間とカメラが回っても大はしゃぎしてしまうのは、所サンという同学年の友人がいるからだと思います。「さんちゃんさぁ」と困りながらも、所サンもそれを許していらっしゃる……。実にいい関係です。 1956年の早生まれ、つまり桑田サンや野口サン、佐野サンと同じなのは、大友康平サン(66才)、役所広司サン(66才)、小堺一機サン(66才)、榎木孝明サン(66才)、渡辺正行サン(66才)、竹中直人サン(66才)、北村晴男さん(66才)、そして島田紳助さん(66才)……と、それぞれのジャンルで、ほとばしる才能を生かしながらバリバリに動き回っている皆さんばかり。「次世代へのエール」や「平和のメッセージ」を届けたいという桑田サンの呼びかけで集まった皆さんのみならず、この学年の有名人男性から常に刺激をちょうだいしている私に新たな目標ができました。構成/山田美保子『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)などを手がける放送作家。コメンテーターとして『ドデスカ!』(メ~テレ)、『アップ!』(同)、『1周回って知らない話』(日本テレビ系)、『サンデージャポン』(TBS系)に出演中。CM各賞の審査員も務める。※女性セブン2022年6月23日号
2022.06.11 16:00
女性セブン
6月はジューンブライド 昭和、平成、令和のビッグカップルの結婚式
6月はジューンブライド 昭和、平成、令和のビッグカップルの結婚式
 6月に入り、ジューンブライドを逃すまいと結婚式を挙げるかたも多いのではないでしょうか。過去を振り返ってみると芸能界でも豪華絢爛で盛大な結婚式が開かれてきました。『女性セブン』が過去におさめてきた歴史に残る結婚式の数々を懐かしみながら、幸せを分けてもらいましょう。●神田正輝(71) 松田聖子(60)1985年 郷ひろみと婚約寸前で破局となった彼女が選んだのは11才年上の共演俳優。郷との破局から5か月での結婚は、“聖輝の結婚”と騒がれた。●三浦友和(70) 山口百恵(63)1980年「この人の妻と呼ばれることに喜びと誇りを感じます」と潔く引退を決意した百恵さん。“ゴールデンコンビ”と呼ばれたふたりの結婚を日本中が祝福。●故・内田裕也さん(享年79) 故・樹木希林さん(享年75)1973年 当時、悠木千帆の名前で活動していた彼女は、結婚後に改名して「樹木希林」という名前に。ペアルックで臨んだ仏前挙式では手には数珠を提げて臨んだ。●故・朝丘雪路さん(享年82) 故・津川雅彦さん(享年78)1973年 不倫の恋と呼ばれたふたりは、何度も結婚の噂が出るたびに、否定をしてきたが結婚。晩年は、朝丘が2018年に亡くなると、その4か月後に津川も後を追うようにこの世を去った。●吉永小百合(77) 岡田太郎さん 1973年 人気絶頂の吉永が15才年上のフジテレビディレクター(当時)と入籍したことでサユリストの間では騒動に。この結婚に関して彼女の両親は頑なに結婚を認めなかった。●桑田佳祐(66) 原由子(65)1982年 大学時代からの音楽仲間とプロになりそのまま結婚。ファン2000人を招待するという異例の式となり、会場は関係者を含めて2300人でごったがえした。●布袋寅泰(60) 今井美樹(59)1999年 ハワイで挙式後、東京・青山のウエディング会場で披露宴。「これからもよろしく!と笑顔で申し上げる次第でございます」とコメント。●五木ひろし(74) 和由布子(63)1989年 昭和天皇のご病気で延期したが、7か月後無事に挙式。着物モデルの仕事で知り合い、7年後の再会で恋に落ちた。●小室哲哉(63) KEIKO(49)2002年 招待客は700人、ウエディングケーキは2m、総額5億円のド派手式は小室にとっては再々婚。テレビ中継され、視聴率は15.5%を記録した。●郷ひろみ(66) 大根田名美さん 2000年「23時間55分は郷ひろみだけど、5分間は原武裕美」、「原武裕美は結婚しても、郷ひろみは結婚しない」との名言を残し、ニューヨークのアルマーニブティックの店員だった彼女と結婚。●小栗旬(39) 山田優(37)2012年 ドラマの共演をきっかけに急接近したふたり、結婚報告会見で山田が、何卒を“なにそつ”と読み間違えたことが話題となった。そして、今年結婚10周年を迎えた。●リン・チーリン(47) EXILE AKIRA(40)2019年 台湾の国民的女優との結婚は、現地では“格差婚”として報道された。彼女は、今年1月31日47才で第1子を出産し、ママの顔も持つこととなった。●DAIGO(44) 北川景子(35)2016年 北川が“1”が好きという理由で1月11日11時11分に入籍。結婚発表会見ではプロポーズの言葉について「“KSK”。(K=)結婚(S=)して(K=)ください」とDAI語だったことが明かされた。●杏(36) 東出昌大(34)2015年 NHKの連続テレビ小説『ごちそうさん』での共演をきっかけに結婚したが、東出の“匂わせ不倫”が発覚し離婚。代償の大きすぎる不倫として話題となった。●ソン・イェジン(40) ヒョンビン(39)2022年 大ヒットドラマ『愛の不時着』で恋人役を演じた後は、何度も交際報道を否定してきたふたりだが、2月に電撃結婚。世界中から祝福の声が寄せられた。●藤原紀香(50) 片岡愛之助(50)2016年 世界遺産の京都・上賀茂神社で挙式。出会いのきっかけは、藤原が主演していたミュージカルを片岡が見に行ったことから交際に発展した。写真/女性セブン写真部※女性セブン2022年6月16日号
2022.06.04 16:00
女性セブン
ダンディーな色気が増す中井貴一
中井貴一、佐藤浩市…活躍続ける“ネオカンレキ”俳優、「中高年の星」とは違う魅力
 このところ、ドラマや映画で60歳前後の俳優の活躍が目立つ。彼らを「ネオカンレキ」と命名するコラムニストのペリー荻野さんが、その魅力を解説する。 * * * お久しぶりです。こんにちは、中井貴一研究所、所長のペリーです。 公開中の映画『大河への道』。町おこしのため、地元の偉人・伊能忠敬を大河ドラマの主人公にしようと奮闘する人たちの現代の物語と、忠敬を支え、日本地図を完成させた名もなき“チーム忠敬”を描く江戸時代の場面を、同じ俳優たちが演じるというユニークな構成の作品だ。 当初、「主演・中井貴一」と聞いて、てっきり伊能忠敬役だと勘違いした私は、そっかー、伊能忠敬も隠居して、測量の旅に出たのは55歳。60歳の貴一とはまさに同年代。ついにご隠居の役を…と勘違いが暴走していたので、まったく違う役でスクリーンに現れた瞬間、所長としたことが!!と深く反省したのであった。 とはいえ、ここで考えたのは、60歳、還暦世代の俳優たちの活躍ぶりだ。先日は、『日曜日の初耳学』に佐藤浩市(61歳)が登場。早速、壮絶な最期のシーンで注目された『鎌倉殿の13人』の上総広常についての話が出た。 その脚本を書いた三谷幸喜(60歳)も同世代。そして、「盟友」「かけがえのないもの」という渡辺謙(62歳)、真田広之(61歳)、中井貴一、同世代俳優とのつながりを語った。中でも、86年の映画『犬死せしもの』で共演して以来の飲み友達だという真田については、「また日本でやろうぜ」と声をかけたが、「アメリカが楽しい」という気持ちを聞き、「そうか」と納得したエピソードは印象的だった。 ここで名前が出た「同世代俳優」は、昔の還暦世代俳優とはかなりイメージが違う。昔の60歳といえば、そろそろ『水戸黄門』の主役になってもいいかという年ごろ。『渡る世間は鬼ばかり』で、泉ピン子らの父親役を演じた藤岡琢也は、ドラマスタート時、ちょうど60歳。佐藤の父、三國連太郎が『釣りバカ日誌』に初めて出演したのが、60代半ばということを思うと、“ネオカンレキ”(ペリーが勝手に命令)の佐藤、中井世代が醸し出す「まだまだ暴れて見せます感」は、すごい。それはよく言われる「中高年の星」とか「レジェンド」とはまったく違うところが新しい。 もっとも彼らの前に“ネオカンレキ”がいなかったかといえば、そういうわけでもない。かなり以前、孫が生まれたニュースがあったばかりのある名優(故人)にインタビューしようとしたところ、「これからもラブストーリーの主役もやりたいから、家庭の話、特に祖父になった話はNG」と言われたのだった。主演作もたくさんあり、確固たる地位を築いた方が持つこの貪欲さ。色気。忘れられない。ただ、こういう例はまだ珍しかったのだ。 音楽の世界では、桑田佳祐(1956年生まれ)、佐野元春(1956年生まれ)、世良公則(1955年生まれ)、Char(1955年生まれ)、野口五郎(1956年生まれ)の同世代5人によるチャリティーソング「時代遅れのRock’n’Roll Band」(作詞・作曲 桑田佳祐)も話題だ。 切磋琢磨しながらキャリアを積んできた60代の活躍が、人を励まし、世の中を面白くする。「大河への道」も中井本人が、原作の立川志の輔の落語に感激し、自ら映画化を直談判したという。七十代まで過酷な測量の旅を続けた伊能忠敬も喜んでいるに違いない。
2022.05.27 16:00
NEWSポストセブン
今秋からジーンズアイテムを強化しているユニクロ(時事通信フォト)
ジーンズ復権なるか ユニクロ推しデニムでおじさんをスマートに見せる技
 カジュアルファッションの看板アイテムとして知られるジーンズ。しかし、近年は「若者のジーンズ離れ」といわれ、特に男性の着用がめっきりと減ってしまった。そんな中、ユニクロは今秋からプロモーションに桑田佳祐と綾瀬はるかを起用して「JEANS AGAIN!」のキャッチフレーズで商品展開を強化している。果たしてジーンズ文化は復権するのか。ファッションジャーナリストの南充浩氏が、着こなし方のポイントとともにレポートする。 * * * これまで、ジーンズは定期的に大ブームを起こしてきた息の長いアイテムです。ここ30年間で考えても1990年代前半のソフトジーンズブーム、1990年代半ば以降のビンテージジーンズブーム、2005年からのブーツカットのプレミアムジーンズブーム、2008年以降のスキニージーンズブームという具合です。 しかし、スキニージーンズブームが2015年頃に終了してからは、ジーンズがブームとなることはありませんでした。それまでは特にメンズのカジュアルスタイルの王道アイテムとして君臨していましたが、2015年以降は若い男性のジーンズ離れが顕著でした。若い女性に「ジーンズ回帰」の動き 一方、若い女性は今年の春夏あたりからジーンズの着用率が増えたように見えます。 今年レディースで人気になったジーンズは「股上深めで、ややゆったりしたストレートシルエット」が主流で、これは1990年頃に流行していた形と酷似しています。もちろん、今それを穿いている20代、30代の女性は記憶にはないでしょうが、51歳の筆者にとっては、大学生の頃に女子学生が穿いていたので懐かしく感じられます。 しかし、秋の彼岸を過ぎても若い男性には“ジーンズ回帰”の現象はあまり見られません。繁華街などではスキニージーンズを着こなすスタイルのいい若者もいますが、それ以外の層にはほとんど受け入れられていません。 かくいう筆者も5年ほど前からジーンズを穿くことがめっきりと減りました。現在愛用しているズボンは、ワイドテイパードスラックスやストレッチ混のジョガーパンツです。なぜならジーンズよりも穿いていて楽だからです。ワイドスラックスはシルエットにゆとりがありますし、ストレッチ混のジョガーパンツは伸縮性も高い。 それに比べるとジーンズはスキニージーンズを除いて同じストレッチ混でも、伸縮性が弱い場合が多く、身動きが不自由に感じます。またスキニージーンズはストレッチ性こそ高いですが、細くて脚に貼りつきすぎて圧迫感があります。そして真夏には他のズボンよりも暑く感じてしまいます。ですから穿かなくなってしまいました。 恐らくジーンズ離れをした若い男性も同様の意見を持っていると思います。そして、若い男性が穿かないことに目が慣れてしまったため、ジーンズは“中高年のズボン”という風に見えてしまい、ますます若い男性が敬遠する──という悪循環に陥ってしまっているのではないでしょうか。ビジカジスタイルは「おじさん感」漂う? ユニクロのCMに登場している桑田佳祐さんはプロモーションで「セルビッジレギュラーフィットストレートジーンズ」という商品を穿いています。 桑田さんは体型を維持されていますし、実際の年齢よりも若々しいので、かっこよく着こなしていますが、ジーンズにシャツ、ネクタイというスタイルは、1990年代~2000年代半ば頃の渋カジ・ビジカジスタイルを彷彿とさせ、どうしても“おじさん感”が漂っている印象が否めません。そのため、若者に再びジーンズブームが来るのは先のことではないかと感じられてなりません。 とはいえ、若い女性がジーンズに回帰しているということは、男性が後追いする可能性も十分に考えられます。そこで“ジーンズ アゲイン”に備えて、おじさんでも比較的綺麗に見えるのではないかと思われるスタイルをユニクロのジーンズで紹介したいと思います。 基本的にオンオフ兼用でどちらでもおじさんがマシに見えるのは、バリバリに色落ちしたジーンズよりも未洗いに近い濃紺のジーンズだと考えています。 今回、筆者が試着したユニクロの今秋ジーンズは3種類。「セルビッジレギュラーフィットストレート」、「ストレッチセルビッジスリムフィット」、そしてユニクロUの「セルビッジレギュラーフィットストレート」です。定価はどれも3990円(税込み)、着用サイズはすべて32インチです。お腹が出た人はローライズのほうが楽 まず、桑田さんがプロモーションで穿いているセルビッジレギュラーフィットストレートですが、綿100%のデニム生地です。ウォッシュをかけて色落ちさせた商品よりも生地は硬めですが、穿きこんでいくうちに軟かくなるでしょう。 股上は26.5cmということでレディースや若いメンズブランドで流行っているような極端に深い股上ではなく、これまでのローライズの延長線上にあるといえます。お腹が出てきた方はお腹を締め付ける股上の深いタイプ(ハイライズ)よりもお腹の下でボタンをとめるローライズの方が格段に楽です。 渡りは32.5cmで裾幅20cmなので、ストレートと言いながらも先細りのテイパードとなっており、バランスはとりやすいと思います。ただ、少し1990年代前半のテイストがあるので、苦手な方もいるかもしれません。細みでも少しゆとりのあるスリムフィット 次にストレッチセルビッジスリムフィットストレートですが、綿98%・ポリウレタン2%という素材組成です。股上26cm、渡り31cm、裾幅18cmというサイズになっており、レギュラーフィットよりも少し細いことがわかります。 しかしスキニーほど細くはないので、これまでの手持ちの服に合わせるのであればこの商品は一番バランスがとりやすいのではないかと思います。こちらも最初は少し生地が硬めです。 2015年以降、急速に支持を集めたワイドシルエットパンツに穿き慣れた人なら、ユニクロUのセルビッジレギュラーフィットストレートのほうが通常ラインのレギュラーフィットよりも穿きやすいのではないかと思います。 実際に穿いてみた感想ですが、こちらのほうがシルエットはゆったりとしています。綿100%素材で、股上30.5cm、渡り32.5cm、裾幅21cmとなっており、少しゆったりしていることが分かります。 股上は深めですが、ゆったりしているのでお腹を締め付ける感じはありません。これも生地は硬めですが、穿き慣れると通常のレギュラーフィットよりも軟かくなるのではないかと感じます。「ロールアップ」のポイント 現在のファッショントレンドで最も重要なのは丈の長さです。これまではアンクル丈が全盛でしたが、先端のカジュアルトレンドとしては足の甲にワンクッションかかるほどの長さになっており、ズボンのシルエットもワイドや裾広がりのフレアが登場しています。 しかし、おじさんがオンオフ兼用で穿くにはいずれも危険ですので、引き続きアンクル丈をお勧めします。今回の3本はいずれも、脚の外側の脇の縫い目にセルビッジと呼ばれる生地の耳が付いており、ロールアップするとアクセントとなります。 ロールアップする前の股下はそれぞれレギュラーが78.5cm、スリムフィットが84cm、ユニクロUが73cmとなっており、通常ラインの2型はロールアップして穿くことが前提となっています。またユニクロUもロールアップして完全に足首を見せてしまったほうがバランスはとりやすいと思います。ユニクロの野心溢れる挑戦 濃紺デニム生地はいずれも硬めですので、穿きこまないと柔らかくなりません。ではこれまで慣れ親しんだソフトな生地のズボンに近い物が欲しい場合は、どうすれば良いのかというと「EZYジーンズ」が良いでしょう。 こちらはスウェットパンツ並みの生地の柔らかさがあります。シルエットはスキニーほど細くなく、スキニーとレギュラーストレートの中間くらいのスリムフィットです。 スキニーフィットだと細すぎて貼りついてしまい、ムッチリした脚のシルエットを浮き上がらせてしまいます。ですから、細身が穿きたい場合はスリムフィットストレートくらいのほうがおじさんにも似合いやすいと思います。 メンズのジーンズ復権は正直なところ、早急には難しいと思っていますが、並み居るジーンズブランドを抑えて真っ先に「ジーンズ アゲイン」を掲げたユニクロの野心溢れる姿勢には驚くほかありません。 これから涼しくなってきたら、今回紹介したジーンズをトップスと合わせていろいろ穿きこなしてみてはいかがでしょう。
2021.10.09 07:00
NEWSポストセブン
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桑田佳祐、井上陽水… 大物アーティストの転換期になった1990年
 日本のミュージックシーンを語るのに避けて通れないのが、1990年代初頭だ。CDが普及し、カラオケ文化が浸透、ミリオンヒット連発で、音楽業界史上空前のCDバブル期に突入した。 特に1990年は人気バンドや大物アーティストにも転機が訪れ、さらなる成長を遂げる分岐点となった年である。 それを象徴するヒット曲が、サザンオールスターズの『真夏の果実』だ。音楽評論家の萩原健太さんが語る。「桑田佳祐とは古くからの友人で、アマチュアバンド時代、一緒にギターをやってた時期もあります。でも、彼を見てミュージシャンを諦めて出版社に就職し、その後、大瀧詠一という人に会って、また音楽をやろう!と会社をやめたんです(笑い)。 デビュー当時のサザンは、面白いところだけピックアップされることの多い“異端”な面があったかもしれません。 しかし、桑田が監督した映画『稲村ジェーン』のサウンドトラックアルバムは、桑田佳祐というミュージシャンの成長を本当に思い知らせた傑作で、主題歌の『真夏の果実』はサザンがその後も活動を継続する上でとても重要な一曲だったと思います。ちょっと大人で、聴いてる人を泣かせる、その後のサザンを象徴する曲ですね」『稲村ジェーン』を出張先の新潟で見た思い出があるという音楽評論家のスージー鈴木さんも、同様の指摘をする。「桑田佳祐って人が1980年代の青山学院大学のアマチュアバンドのりでいけるところまで行って活動休止して、小林武史という桑田佳祐の音作りを具現化するパートナーを得て、ひと皮むけた転機の曲だと思います。 デジタルなのにすごくセンチメンタルなイントロは、桑田&小林の所業という感じ。青臭かった感のあるサザンオールスターズが、時代のど真ん中で1億人を相手にメガセールスする“メガサザン”になるきっかけとなった名曲だと思いますね」(スージーさん) もう1曲、1990年のヒットチャートで上位に食い込んでいたのが、ザ・ブルーハーツの『情熱の薔薇』だ。「当時のヒットランキングの中で、『情熱の薔薇』という曲は異質な存在です。 ストレートでわかりやすい『リンダ リンダ』『人にやさしく』『TRAIN-TRAIN』と違って、『情熱の薔薇』は歌詞が硬派で深みや奥行きがある。“文学的なブルーハーツ”が出てきた作品と言えます。 賑やかなカラオケボックスでみんなが乱痴気騒ぎしている中、ちょっと別世界で孤立無援のマウンドに立っている名曲という気がしますね」(スージーさん)陽水最大のヒット曲『少年時代』制作の舞台裏 井上陽水が、「平井夏美」というペンネームを持つ川原伸司さんと共作で『少年時代』を世に出したのも1990年。 いまや教科書にも載る名曲『少年時代』の共作者、川原伸司さんとは何者か? 同氏を取材したことのある柴さんによれば、川原さんは当時、ビクター音楽産業の社員で、大瀧詠一さん担当だったという。音楽ジャーナリストの柴那典さんはこう話す。「『筑紫哲也 NEWS23』(TBS系)という番組が始まるにあたって、オープニングジングル作りを頼まれた陽水さんから、大瀧さんにコーラスアレンジの依頼があり、陽水さんの仕事場に行ったのが最初の出会いだったそうです。 ビートルズを筆頭に、好きな音楽が共通。陽水さんの郷里(福岡県飯塚市)の近くに川原さんの父親が住んでいたこともあって意気投合。その後アルバム作りにも参加することになり、最初に共作した曲が『Tokyo』だったそうです」 川原さんは、陽水のポジティブな面を引き出すため、メジャーキーの曲を作りたいと考えていたという。「たまには背筋を伸ばして、ビートルズの『レット・イット・ビー』のような誰もが名曲と認めてくれる曲を作りましょう―川原さんがそう提案して生まれたのが『少年時代』だったそうです」(柴さん) こうした出会いが、1990年以降の陽水の新たな魅力につながっていったのだ。取材・文/北武司※女性セブン2021年7月29日・8月5日号
2021.07.26 07:00
女性セブン
放送禁止歌は解禁されても、炎上恐れた自主規制が増える現代の矛盾
放送禁止歌は解禁されても、炎上恐れた自主規制が増える現代の矛盾
 テレビやラジオでかけられない曲、「放送禁止歌」というものがある。1959(昭和34)年に、日本民間放送連盟(民放連)が「要注意歌謡曲指定制度」を発足させ、「要注意歌謡曲一覧表」という内部通達の文書作成したのだ。 ランクは3つあり、「A」は放送しない、「B」は歌詞はダメだがメロディーは放送しても大丈夫、「C」は不適切な個所を変えればOKというもの。拘束力はなく、自主規制の基準である。 1960年代後半から1970年代前半のフォークソング全盛期は、政治的あるいは反社会的なメッセージが問題視され、放送禁止となった曲も多かった。また、差別用語を使用しているということで、放送禁止となった例もある。 1965年に丸山(現・美輪)明宏が発表した『ヨイトマケの唄』は、いわゆる「日雇い労働者」について歌っていたために、大ヒットしているにもかかわらず、いつのまにか放送の表舞台から姿を消した。 こういった放送禁止歌にスポットが当たるようになったきっかけの一つが、映画監督で作家の森達也さんが1999年に制作し、フジテレビで放送された『「放送禁止歌」~唄っているのは誰? 規制するのは誰?~』というドキュメンタリー番組だ。そして、2000年には桑田佳祐が『桑田佳祐の音楽寅さん ~MUSIC TIGER~』(フジテレビ系)で『ヨイトマケの唄』を歌った。 このとき、桑田が歌唱する前に《この唄は、俗に放送禁止用語と呼称される実体のない呪縛により長い間、封印されてきた。今回のチョイスは桑田佳祐自身によるものであり、このテイクはテレビ業界初の試みである》というテロップが表示された。サウンド・パフォーマンスを行うアーティストで“放送禁止歌”に詳しい、とうじ魔とうじさんはこう話す。「桑田さんは『禁止じゃないから、歌っていい』と考え、名曲を埋もれさせてはいけないと動いた結果、番組で歌えることになったのでしょう。 要注意歌謡曲指定制度は1983年に廃止されて効力は失っていますが、番組制作の現場では“要注意”でも“自粛”でもなく、“禁止”という強い言葉で、上から下へ伝え続けられたのでしょう。放送しても罰則はないのに、放送できないと思い込んでいたのは間違いだったと、ようやく気づいたんだと思います」 その後、2012年のNHK紅白歌合戦で、美輪明宏が『ヨイトマケの唄』の歌詞を一切変えることなく、フルコーラスで歌い切り、その世界観と圧倒的な歌唱力が絶賛された。「いい歌は流れるべきだと思っていますから、本当によかったと思います。ただ、個人的には『何をいまさら、もっと昔から流すべきだった』とも思いますが」と、とうじ魔さんは振り返る。 ザ・フォーク・クルセダーズの楽曲『イムジン河』は、北朝鮮で作られた『リムジン江』という曲に独自の歌詞をのせたものだ。1967年にシングルとしてリリースする予定だったが、発売が中止されてしまった。当時の新聞は、発売元である東芝レコードが、在日本朝鮮人総聯合会(朝鮮総連)から抗議があったため、『イムジン河』のレコードは発売を見合わせると発表した、と伝えている。 そんな『イムジン河』だが、2002年の日韓共催サッカーワールドカップ開催も追い風となり、発売中止から34年を経て2002年3月に発売され、10万枚を超えるヒットとなった。THE ALFEEの坂崎幸之助は、同年7月に放送されたNHK・ETVのドキュメンタリー番組『イムジン河 私を変えた歌』などで、中学生の頃に『イムジン河』の発売中止に大きなショックを受けたことを語っており、元メンバーの加藤和彦さん(享年62)、きたやまおさむとともに、ザ・フォーク・クルセダーズを再結成している。 こういった動きがあってから、「放送禁止」とされた歌は数多くのミュージシャンにカバーされ、歌の魅力を伝え続けられている。歌作りに規制は必要か そして昨今では、アーティストたちが楽曲を発表する場は、レコード(CD)発売やテレビ・ラジオに加え、YouTubeなどの動画配信も加わり、表現も自由になりつつある。「確かに自分本位で制作・発表することはできますが、差別表現をしない、人が傷つくことをしないといった、人としての基本がわかっていないやつらもいて、非常に残念」と、フォーク・シンガーのなぎら健壱(69才)は嘆く。「1960~1970年代に作られた曲には、当時一般に使われていた言葉を詞に盛り込んだ結果、時代を経て、言葉の持つ意味や差別に対する意識が変わり、放送できなくなってしまったものがたくさんあります。それを理解し、現在の基準に合わせて言葉をチョイスすることは必要です。とはいえ、当たり障りのない表現にしようと“忖度”するのは本末転倒です」(なぎら) フォークシンガーの高田渡さん(享年56)が軽快なリズムに乗せて歌う『自衛隊に入ろう』は、自衛隊の街頭勧誘での宣伝文句を風刺した歌だ。1968年に発表してテレビで歌ったところ、防衛庁から自衛隊のPRソングにしたいと依頼があったという。 皮肉が通じず、言葉通りに自衛隊を礼賛していると受け取られたのだ。放送禁止歌扱いになってもライブで歌っていたが、この歌をきっかけに自衛隊に入隊した人がいたため、自ら封印したといわれている。「コンサートでは会場が一体となって大合唱されることもありましたが、これをいま作ったら、すぐさま炎上でしょう。歌詞の行間や裏に込められた思いを、聞き手がしっかり受け取ることができた時代だったからこそ、一時ではあったけれど受け入れられたんだと思います」(森達也さん)“放送禁止”という自主規制は徐々に解除され、一時、表現の世界に自由が戻ってきた。 が、誰もが自分の考えを拡散できるSNSの登場が、そうした流れを押し戻そうとしている。いわゆる“炎上”を恐れた放送局側が「コンプライアンス(法令遵守)」という言葉のもと、自社の表現活動を自ら規制するようになったのだ。「当たり障りのない表現にしようと“忖度”するのは本末転倒」と言うなぎらの言葉をいま一度かみしめたい。※女性セブン2021年5月20日・27日号
2021.05.17 16:00
女性セブン
桑田佳祐 「東京五輪応援ソング」披露に込めた、東北復興への思い
桑田佳祐 「東京五輪応援ソング」披露に込めた、東北復興への思い
 4月初旬、都内で仕事を終えたシンガーソングライターの桑田佳祐(65才)が、10人以上のスタッフに囲まれて出てきた。アディダスのシルバーのジャージに、コンバースのスニーカーという王道スポーティーファッション。近年は体調も万全で、昨年からの新型コロナウイルス禍でも、サザンオールスターズでのパフォーマンスを含めて、無観客ライブを3回も開催するなど、精力的に活動している。 そんな桑田が、3月7日のブルーノート東京での配信ライブ『静かな春の戯れ ~Live in Blue Note Tokyo~』で初歌唱した曲『SMILE~晴れ渡る空のように~』が、密かな話題となっている。 桑田を知るレコード会社関係者は「この曲は、2020年1月に全国民放114局同時生放送という特別番組で発表された、2020年東京オリンピック民放共同企画『一緒にやろう2020』のテーマソングです」と説明する。 桑田本人も「新国立競技場が目の前に見えるレコーディングスタジオで、老体にムチ打って頑張ります!」と宣言して、一念発起で制作した力作だ。 しかし、コロナで五輪は1年延期され、現在でも開催には賛否両論が飛び交う状況。「声高に五輪を応援できない3月上旬に、桑田さんはソロライブでこの歌のフルバージョンを初披露しました」(前出・レコード会社関係者) しかも、聖火リレーのスタート日の前日3月24日夜には、日本テレビ系音楽の祭典番組『Premium Music 2021』で、同ライブでの歌唱シーンを全国に公開した。「タイミングを意図していたかは分かりませんし、五輪の開催の是非を問う意味では無かったと思いますが、『今だからこそみんなで一緒に』という思いは込められていた」と、日本テレビ関係者は話した。 また、前出のレコード会社関係者は「桑田さんは『コロナに打ち勝つ五輪になりかけているが、今も僕は復興五輪と思っている』と言っています。東日本大震災からの東北復興を念頭に置き続けているのです」とも話す。 まさに桑田から東北への、国民への、そして五輪出場選手たちへの応援ソングだ。 この曲がさらなる陽の目を浴びることになるのか。4月に入っても、五輪開催の可否はいまだに出ていない。多くの人の思いがある中で、日本にとっての大きな決断は、もうすぐそこにまで迫っている。
2021.04.18 16:00
NEWSポストセブン
『inside you』を歌い上げた
謎だらけの紅白歌手・milet 早大卒でアンゴラ村長の同級生
 10組ものアーティストが初出場となった、今年の紅白歌合戦。オーディション番組から生まれたアイドルグループのNiziUや、TikTokからブームに火がついた瑛人(23才)など、フレッシュな顏ぶれが揃ったが、なかでも、注目されているのがシンガーソングライターのmilet(ミレイ、年齢非公開)だ。 miletは2019年3月にシングル『inside you』でメジャーデビューすると瞬く間に日本の音楽シーンを席巻した。「デビュー曲は、ONE OK ROCKのToruさんがプロデュースしたことでも話題でした。この曲を聴いたサザンオールスターズの桑田佳祐さんは、自身のラジオ番組で『桑田佳祐が選ぶ、2019年邦楽シングル・ベスト20』を発表した際に1位に選んでいます。さらに“こんな才能の持ち主が隣りにいたら嫉妬で狂う”と大絶賛したほどです」(レコード会社関係者) miletは透き通るようなハスキーボイスが特徴で、新曲の『Who I Am』、『The Hardest』は現在放送中のドラマ『七人の秘書』(テレビ朝日系)のダブル主題歌に抜擢されている。 ドラマやCMに楽曲が流れるほか、YouTubeでも再生回数が急増。ドラマ『偽装不倫』の主題歌となった『us』は2200万再生を突破した。 紅白出場が決まるほど知名度が上がる一方で、中高時代をカナダで過ごしたこと以外、生年月日や出身地など、一切のプロフィールが明らかにされていない。「実は、早稲田大学を卒業しているんです」と語るのは、彼女の同級生だ。「miletさんは早稲田大学文学部の映像や演劇について学ぶコースに在籍していて、そのコースには映画監督や女優、ミュージシャンなど、芸能界を目指す人も多いんです。いわゆるクリエイターや芸能人の卵が多く、同級生のなかでは、“誰がいちばん早く有名になるのか”という競争みたいな感覚を持つ人も少なくありません。40人ほどの学生がいて、miletさんはその中でも、美人で有名でした」(miletの同級生) 彼女は大学卒業後すぐ、音楽の道に。「彼女は一般企業への就職活動には目もくれず、自分で録音したデモテープをいくつかのレコード会社に送り、“それが私にとっての就活なの”と言っていました。それをきっかけにレコード会社に所属が決まったのだから、さすがですね」(同前) しかし、その大学の仲間たちの中で最も早くブレイクしたのは、miletではなかったという。「お笑いコンビ『にゃんこスター』のアンゴラ村長(26才)です。実は、彼女もmiletさんと同じコースにいたんです。ふたりともお互いに面識はありますよ。 アンゴラ村長は2017年に大学を卒業後、IT企業に勤めながらにゃんこスターを結成。その年の10月にさっそく『キングオブコント』で準優勝したときは、同級生たちから拍手喝采でした。クリエイターにしろ俳優にしろ、卒業後、何年も下積みをする人が多い中、1年も経たずにテレビで引っ張りだこになる“スピード出世”でしたからね」(同前) 相方のスーパー3助と交際していたことでも話題となったが、今年2月に破局。その後、アンゴラ村長は11月22日に放送された『林先生の初耳学』(TBS系)で、新恋人ができたことを明かした。miletの紅白初出場とともに、同級生たちはお祝いムードなのだろう。違う分野で活動する2人だが、今後はどちらのほうが活躍を見せてくれるだろうか。
2020.11.26 07:00
NEWSポストセブン
【動画】サザン大ファン居酒屋オーナー 桑田佳祐夫妻からの手紙公開
【動画】サザン大ファン居酒屋オーナー 桑田佳祐夫妻からの手紙公開
 神奈川県海老名市にある「居酒屋さざん」。オーナーの今井清尚さんは30年来のサザンオールスターズファンで、店名に「さざん」を入れたほどだそうです。 そのことを桑田佳祐さんと原由子さんへの手紙に書いたら、なんと2人からお返事が。桑田さんは「いつかお逢い致しませう」、原さんは「頑張ってください!」とのメッセージを寄せてくれました。 いま、今井さんのお店はサザンファンの皆さんの聖地となっているそうです。【↑ 上の写真クリックで動画へ】
2020.11.03 16:00
NEWSポストセブン
(写真/長坂浩さん提供)
桑田佳祐 サザンオールスターズ私設応援団に書いたお礼状
 幅広い層から広く愛される国民的バンド「サザンオールスターズ(以下「サザン」)。彼らをデビュー当時から応援し、ファンの間で「伝説のファン」と呼ばれる長坂浩さん(58才)に、長年の応援活動を通して集めた「お宝」を披露していただきながら、サザンオールスターズの思い出や魅力について語ってもらった。SNSの登場でファンコミュニティーは変化する──。 * * * ファン同士がもっと交流して、新しいファンにも昔のことを知ってもらいたいと思い、私はオフ会を開くようになりました。SNSのはしりとなるmixiで「ヅラ職人の部屋」というコミュニティーサイトを2003年に作り、ファンイベントなどを行いました。「ヅラ職人」というのは、2000年にサザンが行ったミレニアムライブで、『マンピーのG★SPOT』という曲のとき、桑田佳祐さんがハゲオヤジのヅラをかぶっていたのにちなんで命名したものです。当時は私も似たようなカツラをかぶって活動していました。 その流れから2004年7月に私設応援団「しじみ倶楽部」を発足させました。これには原由子さんの3才年上のお兄さんに名誉会長になってもらうようお願いしました。原さんのお兄さんは横浜市内で天ぷら店を営んでおられ、定食にしじみ汁も出されることから「しじみ倶楽部」と命名。全国でサザンのライブがあると、そこでカラオケ大会をしたり、桑田さんの地元である神奈川県茅ヶ崎市でファン交流イベントを行ったりしています。桑田佳祐直筆のお礼状「しじみ倶楽部」の活動をお手紙にして桑田さんにご報告したら、「新しいファンを大切にしてくれてありがとう」というお返事をいただきました。桑田さんがファンを大切にする気持ちはいつまでも変わらないと感動しました。 桑田さんは昔から律儀で、ファンにお礼状を書かれることもよくあったようです。私も何度かいただきましたし、妻と結婚することを手紙でご報告したら、「おめでとう」と返信をくださいました。妻もサザンのファンなので大感激。そう、妻と知り合ったのも、サザンのファン交流イベントなんですよ。 40年以上、日本のトップを走り続けているのに、サザンの皆さんの姿勢はずっと変わらない。律儀でファンを大切にする。だからこそ、私たちもずっと彼らについていこうと思えるのです。 桑田さんやサザンの楽曲の魅力は“振り幅”にあると思います。たとえば、デビュー時はコミックバンドっぽく登場してぼくらの心を掴んだけど、『エリー』で一転、しっとりじっくり聴かせて、掴んだ心をグイッと引き寄せた。 桑田さんはお調子者のときもあれば、ストイックで不器用な雰囲気を醸すときもある。動もあれば静もある。目立ちたがり屋の芸人っぽいところもあれば、思慮深い思索家でもある──両極に見えて、そのどちらもが桑田さん。それがいい。その楽曲に魅了されながら、ぼくらはずっとついていこうと思います。【プロフィール】長坂浩さん/1978年、17才のとき、デビュー直前のサザンオールスターズに魅了され、ファンクラブに入会。会員番号は「18」。事務所公認の応援団「いとしのTokyo支部」にボランティアスタッフとして携わり、ファンの間では「伝説のファン」と呼ばれる。2003年に私設応援団「しじみ倶楽部」発足。現在は造園業を営み、サザンファンの妻(58才)と神奈川県茅ヶ崎市に住む。取材・文/廉屋友美乃※女性セブン2020年11月5・12日号
2020.10.30 16:00
女性セブン
都知事選、ある泡沫候補の政見放送 笑ってはいけなかった箇所
都知事選、ある泡沫候補の政見放送 笑ってはいけなかった箇所
 ネット世論なるものが認知されるにしたがって、選挙の性質も様変わりしている。コラムニストのオバタカズユキ氏が都知事選を振り返った。 * * * もう1週間が経つのか。あっけなく終わった東京都知事選だった。選挙期間中は緊急事態宣言こそ解除されていたが、まだまだ自粛ムードでピリピリしているコロナ禍の最中。後半、それまで落ち着いていた東京の新規感染者数がまたぞろ急増したことで、「もしや批判票が動くか」と数ミリだけ思った。けれどもそんな私の期待など何処吹く風で、小池百合子が得票数366万票、得票率59.70%で圧勝した。毎評判通りだった。 小池知事のコロナ対応は決して誉められたものではなかったと思うのだが、ヒトは非常時の変化を嫌うということだろうか。対抗馬としてロクな候補がいなかったという意見もある。たしかに2位となった宇都宮健児の左翼ぶりは古臭すぎてもううんざりと思ったし、3位の山本太郎はいまだに色物として見られていた気配がある。いずれにせよ、一強他弱すぎて盛り上がりようがなかったことは確かである。 ただひとつ、この選挙で私が気になった候補者がいる。トランスヒューマニスト党の後藤輝樹(ごとうてるき)という37歳の候補だ。ご記憶に残っているだろうか。 政見放送での紹介は、「皇歴2642年12月8日降臨爆誕、9連続落選、輝樹塾塾長、輝樹教教祖、カリスマ、革命家、愛国者、救世主、神様、変人などなど」というものだったが、都知事選の泡沫候補の中によくいる完全に頭のネジが飛んじゃっている人、では、たぶんない。ネットでけっこう話題になったのは、そのNHKの政見放送の内容ではあるものの、話が支離滅裂で、電波が飛びまくりとか、そういう類のものではない。 以下、政見放送をちょっと再現してみる。 まず後藤は、満面の笑みで視聴者に向け両手を振ったかと思うと、黒いセーターを脱ぎながら、〈世間がなんぼのもんじゃい。常識がなんぼのもんじゃい〉と喋り始め、次に「ちんこ主義」と胸に書かれた白Tシャツを脱ぎつつ、〈NHKがなんぼのもんじゃーいー!〉と言い放った。 そしてズボンを脱ぎながら、〈国家権力~、国家権力~、国家権力クソ食らえ~〉と歌い、こんどは紙おむつ一丁の姿で机の上に立ちあがり、〈生レバー、食べるよ~ぅ、国家権力クソ食らえ〉と後ろを向いて紙おむつのおしりを突き出すと、ちょうと肛門があるあたりの丸い大きなシミを見せた。かなりリアルなお漏らしうんこのような茶色いシミだった。 なんだ、これ……。夜中のNHKで初めて彼の存在を知った私は、当初、これを自分の中でどう位置づけていいかわからず、戸惑った。 観ているこちらを笑わせにかかっているのはわかるのだが、クスッともプッとも来るわけじゃない。かといって、前述したように電波系ではなさそうで、ヤバい感じもない。話の内容はいちおう筋が通っているのだが……どこか不快だ。 後藤候補曰く、〈私が今回の都知事選に立候補した理由は、3年前のR1グランプリ、アキラ100%さんの優勝がきっかけです。4年前の都知事選、私の政見放送、「ちんちん」と発言したことで放送禁止になってしまいました〉と。〈服を着ていた私が禁止で、ふるちん全裸のアキラ100%が地上波で放送、おとがめなし〉なのは理不尽にすぎるのでは、と。 ついには、机の下で紙おむつまで脱いでしまい、こうも言っていた。〈私の政見放送は「きんたま」すら放送禁止用語にされました。なのにNHKさん、玉袋筋太郎などという世にも奇妙な名前のタレントにレギュラー番組を与え、NHKで玉袋を露出させています。ビートたけしの玉袋は放送したくせに、後藤輝樹の玉袋は放送禁止。それから、まんぺこー、も放送禁止になりました。(中略)私が作った造語です。なのにNHKさん、『マンピーのG☆SPOT』などという明らかにいかがわしいタイトルの曲をジャニーズ事務所の二流とも三流ともつかないタレントにNHKで歌わせています。桑田佳祐のマンピーは放送したくせに、後藤輝樹のまんぺこは放送禁止。こんな不公平なことがあっていいのでしょうか〉 4年前の2016年に立候補した際の都知事選の政見放送をチェックしてみると、たしかに無音削除だらけだった。音が消された部分は、ほぼすべて男性器と女性器のさまざまな俗称。お前は下ネタ好きの小学生か!とつっこみたくなるほど繰り返し連呼し、それらがいちいちカットされている。ぜんぶで80カ所以上あったという。 なぜ、そんなに性器を連呼したのか。それについては、白Tシャツにあった「ちんこ主義」に基づくもののようだが、さほど深い話には思えないので説明は割愛する。ただ、今年の政見放送の後藤候補はいたって真面目に、こんなふうにも言う。〈実を言いますと、私は下ネタは嫌いです。家族と見ていて気まずい思いをしたことを、私も何度もあります。しかし、これは政見放送です。ふざけてやっているわけではございません。命をかけて真剣にやっております。日本社会に漂う閉塞感、無関心、無責任。ほんの少しでも政治や選挙に興味を持ってもらいたい。なので、あえて道化を演じています〉 やっていることは今回だって放送禁止スレスレ。けれども、根っこは意外に真面目だからということだろうか。選挙期間中、ネット上では基本好意的に話題の人とされていて、開票結果でも全22名中の8位、得票数は約2万2千票だった。あのNHKをぶっこわせの立花孝志候補の半分近くの票を獲得。『週刊実話』ではあるが、〈今後につながる出馬だった〉と評価するマスコミまであった。でも、そうやって好意的に見るのって、どうなの? ちょっとおかしくないか? 後藤輝樹のオフィシャルサイトを見ると、その政策提言や思想は極右と重なるようなところあるのだが、それは横に置く。純粋に、上記した今回の政見放送のみでの評価なのだが、私の感覚では、これは問題大ありだと思う。なぜ炎上しなかったのか、炎上して当然ではないだろうか。 問題は何か。それは紙おむつである。加えて、お漏らしうんこ状のシミをつけたことである。なにが言いたくてそんなことをしたのかは不明なのだが、ただ単純にウケを狙ったのだろう。その浅はかさが、実に残念だ。 なぜって、どうして想像できなかったのだろう。大人の紙おむつっていうのは、仕方なくするものだ。人によっては、自分の尊厳を大いに傷つけられながら、しかし、病気や障害などでそうするしかないので紙おむつをはく。 要介護の高齢者とてそうだ。認知症の人でも、紙おむつに抵抗を覚える人は多い。やはり尊厳に関わるからだ。そこに「お漏らし」しても、ケアスタッフに隠してしまう人も少なくないと聞く。他の誰かに下の世話を喜んでしてもらう人などいないからだ。そうなってしまった自分というものは、なかなか受け入れがたいのだ。 当事者の家族だって複雑な気持ちである。高齢だから仕方ない、と簡単に割り切れるものではない。語弊のある言い方かもしれないが、紙おむつを使うには、壊れていく親を直視する必要がある。自分を育ててくれた親という像を、別のものに描き変える必要がある。それは悲しく、辛い経験だ。 政見放送を見た人の中には、当事者もその家族も大勢いたはずである。後藤候補はほんの少しでも、そういう目線のあることを想像しただろうか。していないから笑いネタにできたのだろう。若いから仕方ないか。否、その程度の想像力のない人は、泡沫候補だろうが政治家を志してはいけない。 公職選挙法には、「NHKおよび基幹放送事業者はその政見をそのまま放送しなければならない」という決まりがある。また、「他人若しくは他の政党その他の政治団体の名誉を傷つけ若しくは善良な風俗を害し又は特定の商品の広告その他営業に関する宣伝をする等いやしくも政見放送としての品位を損なう言動をしてはならない」との制限もある。 紙おむつもシミも、法的制限にはひっかからないだろう。でも、ダメなのだ。どうしても裸になりたかったのなら、それこそアキラ100%のように、お盆でも持ってふるちんで自分を表現すれば良かったのである。
2020.07.12 07:00
NEWSポストセブン
松任谷由実「金色のだるまTシャツ」 もう一つの故郷への愛
松任谷由実「金色のだるまTシャツ」 もう一つの故郷への愛
 ゴールデンだるま? 何ともご利益のありそうな金色に輝くTシャツに、さらなるゴールドがまぶしいスカジャンを着ているのは、Jポップス界の女帝・ユーミンこと松任谷由実だ。66才とは思えないスタイルも健在。6月中旬、「松任谷由実のオールナイトニッポンGOLD」の放送を終えて、帰宅する瞬間をキャッチした。 1970年代から活躍し続けるユーミンは、いつの時代でもファッションのアイコン的存在でもあった。あるベテラン女性スタイリストは「このTシャツは、石川県の観光PRマスコットキャラクター『ひゃくまんさん』のグッズですよ」と説明した。 ユーミンは、2015年に石川県観光ブランドプロデューサーに就任して、そのテーマ曲「いしかわ百万石物語~ひゃくまんさん小唄~」を作曲した。石川県では、誰もが知るゆるキャラと曲なのだ。 ある音楽関係者は「芸能人には金沢にプライベートで遊びに行く人がけっこう多いのですが、中でもユーミンさんは金沢に別宅を持つほどに金沢が大好きで、その縁で観光プロデューサーに任命されたのです」と話す。 ゆるキャラグッズですら、同じ金色のスカジャンと合わせて、ばっちり着こなすあたりが、さすが。そして、“もう一つの故郷”である金沢への愛も伝わってくる。 過去のインタビューでは「セレクトショップにも渋谷の109にもよく出かけますよ」と明かし、「ファッションのトレンドは、5年、10年、20年周期でスパイラルがあるの。60年代の英国のモッズファッションは、一番クールで大好き。Aラインのミニスカートやプレイフルな原色使いとか、その時代の影響は今のモードにもいろんなところで見られますよ」と語っていた彼女。ハイブランドから一般人が愛着するファストファッションや古着まで、何でも自分流に着こなして、電車やバスといった公共交通機関を使って、普通に街を歩き回っているという。 そんなフットワークの軽さ、豊富な知識、普段からの体調管理が、エイジレスな魅力を保ち続ける秘訣なのだ。 また、ユーミンは、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化し始めた3月4日には、公式ツイッターで「コロナは必ず終息する。今こそ怖れず、自分を見つめよう。友好と抗体を信じて共に乗り切ろう!」とつぶやき、「#春は必ずくる」と、自身の名曲「春よ、来い」にかけてメッセージを発信。その後は、公式Instagramなどで数多くのライブ映像も無料公開して、自粛中のファンたちを喜ばせてきた。 あるレコード会社関係者は「ユーミンさんの影響力はまだまだ健在。桑田佳祐さんと弾けてくれた一昨年の平成最後のNHK紅白歌合戦のように、また我々を元気づけてくれるはずです」と期待している。
2020.07.05 16:00
NEWSポストセブン
高田文夫氏が述懐、1978年6月25日のサザンデビューの画期性
高田文夫氏が述懐、1978年6月25日のサザンデビューの画期性
 放送作家、タレント、演芸評論家で立川流の「立川藤志楼」として高座にもあがる高田文夫氏が『週刊ポスト』で連載するエッセイ「笑刊ポスト」。今回は、みずからの誕生日である6月25日が、日本のエンタメ史上いかに重要な日かについて紹介する。 * * * この号が出る頃には大成功の内に大盛りあがりで終わっていると思うが、6月25日あの横浜アリーナでサザンオールスターズが無観客での大感謝、大配信ライブを大決行。いつもいつも、どんな時でもサザンと桑田佳祐は我々に元気と勇気と呑気をくれる。コロナなんかに負けるな、そして感謝のライブである。どうして6月25日になったのか。そう、それは1978年、42年前のこの日、彼らが『勝手にシンドバッド』で意味不明の衝撃デビューを果たした記念日だからである。「勝手にしやがれ」と「渚のシンドバッド」をくっつけて、短パンで現われて歌っている歌詞がまったく伝わらない。『夜のヒットスタジオ』のHディレクターは本番中、うしろのサブにいた私に「タカダ~ッ、これ何言ってっか分かんねぇな。次こいつら出る時テロップ入れるの忘れんな」。この日から史上初、流行歌の歌詞にテロップが出るようになった。 この6月25日というのは日本のエンターテインメント史上、最も重要な日付けとなった。1948年のこの日、桑田のひと世代上のエンタメの王者、ジュリーこと沢田研二が生まれている。同じ日(1948.6.25)、西で沢田がそして東で私、高田が生まれているのだ。ネズミ年に生まれ、今年のネズミで72歳である。 1959年、西の沢田も東の高田も11歳の時である。なんとスポーツ界最大のメモリアル、あの天覧試合が行なわれたのである。入団2年目長嶋茂雄、入団1年目王貞治。西の沢田も東の高田も息を殺してブラウン管をみつめていた。「ああ野球中継も終わってしまう」と思った瞬間、阪神のザトペック村山実が投げる、打った―ッ、打った長嶋、サヨナラ、サヨナラホームラン。で―中継は終わった。ちなみにこの日、王もホームランを打っていて、史上初の記念すべきONアベックホーマーとなった。 なんにも誕生日プレゼントが無かったあの日、長嶋のホームランこそが私への最大のプレゼントだと思った。あの瞬間から長嶋茂雄は私の「神」となった。以来、天覧試合は一度も行なわれていない。ジュリーと私が生まれて天覧ホーマーがあって桑田佳祐がデビューするという、6月25日はなんと素敵な1日なのでしょう。 蛇足ながら、生まれた年は違いますが、この日が誕生日なのは、獅子てんや(漫才)、加藤芳郎(漫画家)、愛川欽也、小渕恵三、本宮ひろ志、松浦亜弥、藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)。そして学問の神様・菅原道真。2009年のこの日、マイケル・ジャクソン死す。■イラスト/佐野文二郎※週刊ポスト2020年7月10・17日号
2020.06.30 07:00
週刊ポスト

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