お腹が出た人はローライズのほうが楽

 まず、桑田さんがプロモーションで穿いているセルビッジレギュラーフィットストレートですが、綿100%のデニム生地です。ウォッシュをかけて色落ちさせた商品よりも生地は硬めですが、穿きこんでいくうちに軟かくなるでしょう。

 股上は26.5cmということでレディースや若いメンズブランドで流行っているような極端に深い股上ではなく、これまでのローライズの延長線上にあるといえます。お腹が出てきた方はお腹を締め付ける股上の深いタイプ(ハイライズ)よりもお腹の下でボタンをとめるローライズの方が格段に楽です。

 渡りは32.5cmで裾幅20cmなので、ストレートと言いながらも先細りのテイパードとなっており、バランスはとりやすいと思います。ただ、少し1990年代前半のテイストがあるので、苦手な方もいるかもしれません。

少し先細りのストレートでバランスが取りやすい(セルビッジレギュラーフィツトストレート)

少し先細りのストレートでバランスが取りやすい(セルビッジレギュラーフィツトストレート)

細みでも少しゆとりのあるスリムフィット

 次にストレッチセルビッジスリムフィットストレートですが、綿98%・ポリウレタン2%という素材組成です。股上26cm、渡り31cm、裾幅18cmというサイズになっており、レギュラーフィットよりも少し細いことがわかります。

レギュラーフィツトよりも少し細くスッキリ見える「セルビッジスリムフィットストレート」

レギュラーフィツトよりも少し細くスッキリ見える「セルビッジスリムフィットストレート」

 しかしスキニーほど細くはないので、これまでの手持ちの服に合わせるのであればこの商品は一番バランスがとりやすいのではないかと思います。こちらも最初は少し生地が硬めです。

 2015年以降、急速に支持を集めたワイドシルエットパンツに穿き慣れた人なら、ユニクロUのセルビッジレギュラーフィットストレートのほうが通常ラインのレギュラーフィットよりも穿きやすいのではないかと思います。

 実際に穿いてみた感想ですが、こちらのほうがシルエットはゆったりとしています。綿100%素材で、股上30.5cm、渡り32.5cm、裾幅21cmとなっており、少しゆったりしていることが分かります。

 股上は深めですが、ゆったりしているのでお腹を締め付ける感じはありません。これも生地は硬めですが、穿き慣れると通常のレギュラーフィットよりも軟かくなるのではないかと感じます。

ゆったりしたシルエットで穿きやすい「セルビッジレギュラーフィットストレート(ユニクロU)」

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