ITジャーナリストの三上洋氏は、SNSを使った効果的な発信方法があると言う。
「SNSで『落選運動2021』というハッシュタグ(#の記号をつけてフレーズを拡散させること)をつけると一目でわかりやすいです。ツイッターにはリツイート(引用)機能もあるので拡散しやすいですし、フェイスブックに投稿して、友達に『いいね』で拡散してもらうのも手です。
SNSの短い文章では意図を伝えるのが難しいため、ブログやHPに呼び込むよう連携して、詳細についてはそちらから発信していくと効果的でしょう。落選運動をするにあたって大切なことは、対象議員に対しての客観的な検証です。どのような政策を掲げ、任期中に何を行なったか、どのような言動があったかをメディアやネットなどをきちんとチェックした上で展開するのが王道です」
ネット上での落選運動で気をつけたいのが、ネガティブキャンペーンと誤解されるような投稿だ。
「特定個人に対する誹謗中傷は敬遠されがちです。批判するだけの“アンチ”だと括られたら、ネットでは相手にされなくなってしまいます。前述のように客観的事実や検証結果を冷静に示すべきでしょう」(三上氏)
※週刊ポスト2021年10月15・22日号