スポーツ

岩田康誠&望来騎手「父子のアトサキ」考察 息子とのレースでは父が狙い目

阪神競馬場

阪神競馬場のパドック

 競馬へのアプローチは人それぞれだが、データ派はときに興味深い数字に引き込まれることもある。競馬ライターの東田和美氏が考察した。

 * * *
 10月30日の阪神で岩田康誠騎手・望来騎手のワンツーが3回(父・康誠1勝、息子・望来2勝)あったことが話題になった。とくに7レースでは先行する息子のキングオブドラゴンに父のリンフレスカンテが直線大外から猛然と襲い掛かり、クビ差まで追い詰めて大いに見応えがあった。この日は同じレースでの騎乗が全部で6回あって2勝ずつ、後先では4勝2敗で息子に軍配が上がっている。

 周知のように息子はここまで75勝をあげてリーディング7位。一方の父は35勝。かつてリーディングジョッキーを争った猛者も、50台を前にして騎乗数、勝ち鞍ともおとなしくなってきている。ところが、これが“父子直接対決”となるとちょっと違う結果が出てきているのだ。

 今年10月末までで父子が同じレースに騎乗したのは全部で156回。そのうち父が1着になったのが18回、息子が1着になったのが16回とわずかながらも父がリードしている。やはり同じレースに乗った時は、まだ父親にはかなわないということかと思いきや、父→息子のワンツー2回に対して息子→父のワンツーは3回ある。いずれにしろ30日には5回の親子ワンツーのうち3回を見られたことになる。

 つまり父は勝利数の半分以上を息子が騎乗したレースであげている。

 さらに後先でも半数以上の80回は父の方が先着。勝利総数では息子に40も差をつけられながら、“直接対決”に関しては父が先着している回数の方が多いのである。本人は「関係ない」というからもしれないが、これはやはりモチベーションのなせる技ではないのか。

関連キーワード

関連記事

トピックス

足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
大谷翔平の伝記絵本から水谷一平氏が消えた(写真/Aflo)
《大谷翔平の伝記絵本》水原一平容疑者の姿が消失、出版社は「協議のうえ修正」 大谷はトラブル再発防止のため“側近再編”を検討中
女性セブン
被害者の宝島龍太郎さん。上野で飲食店などを経営していた
《那須・2遺体》被害者は中国人オーナーが爆増した上野の繁華街で有名人「監禁や暴力は日常」「悪口がトラブルのもと」トラブル相次ぐ上野エリアの今
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
運送会社社長の大川さんを殺害した内田洋輔被告
【埼玉・会社社長メッタ刺し事件】「骨折していたのに何度も…」被害者の親友が語った29歳容疑者の事件後の“不可解な動き”
NEWSポストセブン
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン