毎年補強する外国人選手は、今季新加入した3選手が日本の野球に対応できなかったこともあり、国内での実績がある他球団の外国人選手に関心が集まっているようだ。なかでもロッテの主砲・レア-ドは巨人の補強ポイントに合致するという
「2016年に39本塁打でタイトルを獲得し、今季もリーグ優勝を目指すロッテの主砲として活躍しています。守備位置の一塁は途中加入の中田翔が精彩を欠き、ベテランの中島宏之も常時スタメンで出場するのは厳しい。大城卓三も来季は捕手で考えているようです。レアードを獲得できれば、4番・岡本和真の後ろを打つポイントゲッターとして期待できる」(同前)
一方で、「2人は原監督の采配と合致するのか」と、懸念の声も聞こえてくる。さる巨人OBはこう口にする。
「九里は今年初めて2桁勝利を挙げたが、まだエースとして大きな貯金が計算できる投手ではない。移籍すると、“お得意様”の巨人に勝ち星を稼げなくなるので、勝利数は落ちるのではないか。レアードは長打力が魅力だが、NPB通算打率は2割5分以下と確実性を欠く。2人もいい選手なのは間違いないが、原監督は少し調子が悪いと我慢できずに外してしまう。日本で息長く活躍したいならいずれも残留したほうがいいのではないか」
はたして来季に向けて巨人はどんな補強をするのか。