いま私たちが気をつけることは?
感染者数が激減し、市中にも人が戻りつつある。そんななか現われたオミクロン株。迫り来る第6波に向けて、何に気をつければいいのか。
「ただちに自粛生活をする必要はありませんが、オミクロン株が流行らなくても、デルタ株でブレイクスルー感染することはありえます。年末年始の帰省や遠距離の旅行は控えたほうが賢明です。高齢者は2回目接種から6か月以上経っている人も少なくない。人によってはかなり減っていると考えられます」(村上氏)
一般向けの3回目接種は2月頃の開始が見込まれ、オミクロン株に対しては治療薬もどこまで効くかまだ不明だ。
「感染経路は変わらないので、気をつけることは同じです。換気、マスク、手洗い、人混みを避け、距離をとることです」(森内教授)
いま一番大切なのは正しく恐れることだ。
※週刊ポスト2021年12月17日号