“パパ活沼”の先に待つのは…

“パパ活沼”の先に待つのは…

普通の彼氏じゃ物足りない

 パパ活歴10年以上で昼間は某自動車メーカーに勤めながら10人ものパパがいる香さん(29歳、仮名)は、女優の柴咲コウのようなクールビューティな雰囲気の長身美人。気が強そうな印象とは裏腹に“今はすごく焦ってる”と表情を曇らせる。

「パパ活女子の間では『30歳引退説』があって、その“寿命”に近づき焦ってます。早く結婚して子供を産む普通の暮らしをしたいけど、一般的な男性が恋愛対象にならず困ってます。

 パパと食事で割り勘なんてあり得ないし、パパは私の愚痴を聞いてくれるのはもちろん、私を楽しませようと盛り上げてくれる。同年代の彼氏がパパに勝つ要素がひとつもないんです」

 金銭的な余裕も、二人の時間を楽しく過ごすための最大限の気配りも男性に求める香さん。10人いるパパの中にはかなり複雑な関係の人もいると明かす。

「5年前に付き合ってた50歳の彼に、当時結婚したいと言われた時は断わってしまった。その彼は別の女性と結婚したものの、いつまでもフラフラしてる私を心配しその後も連絡をくれてたんです。そして会って食事して、夜も一緒に過ごして……付き合ってた時はくれなかったお手当もくれるようになり、元カレなのにパパ化しました。

 いっそ離婚して今度こそ私と一緒になってくれないかと思うくらい。とにかく今は40~50代のパパと出会って、“水揚げ(※編集部注/キャバクラなどの「水商売」で顧客と交際、結婚することでお店を辞めること)”ならぬ“パパ活揚げ”してくれるパパが現われないかと期待してます……」

 ただ、理想の“パパ”が、現実の“夫”になるケースは、ほとんどない。

後編〈「パパ活」に依存する女性たち 金銭を介した交際のリスクや法的責任は〉へ続く)

※週刊ポスト2021年12月24日号

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