まどかさんは「いまやパパなしには生きていけない」と言う。
「パパといると会員制ホテルに泊まるなどの贅沢な経験をさせてもらえて、大人の女になった気持ちになるんです。人間関係の悩みもパパに言えばスッキリするし彼氏と一緒にいる時には感じられない充足感があります。
感覚的にはすごく年上の彼氏って感じ。彼氏からは結婚しようと言われてるけど、パパとの関係は断ちたくないです。今はどうにかしてバレないように付き合い続けられないか考えてます」
当初の会計士資格取得という目的も、もはやどうでもよくなったとか。
「パパからいただくお金は月に50万円ほどでこれまで500万円くらい貯金できました。なので会計士の学校にも入学しましたが、パパから“今後、会計士なんて役に立たない。そんな時間があったら別のことをしたほうがいい”と言われ、確かにその通りだと思って辞めました。何かあったら真っ先に相談するし、金銭より精神的な依存度のほうが高いです」
なぜ、パパにここまで依存してしまうのか? 自身も10年ほど愛人経験があるパパ活コンサルタントの七瀬結氏は、男女比の偏りがひとつの理由ではないかと言う。七瀬氏がかつて関わってきた老舗交際クラブ「ユニバース倶楽部」の会員数を見てもその違いは明らかだ。
「2019年時点の『ユニバース倶楽部』男性登録者数は3366人。対して女性は7366人と、女性が男性を奪い合う構図で常にパパ側の供給不足が続いています。
20年近く前に交際クラブに所属していた女性たちは、容姿端麗でそれこそクラスで一番可愛い子レベルの方ばかり。自分は男性にとってお人形さんのような存在だと十分に認識していました。いわばプロ愛人です。しかし今ではごく普通のクラスの女の子がパパとの出会いを求めているため、男女比率も圧倒的に女性のほうが多いのです。
ごく普通の女の子がパパに贅沢させてもらったら、その夢のような経験に味を占めてしまうのは当然です。自分の金銭感覚を狂わさず分別がつく子はパパを上手に利用できますが、そうでない子はパパに依存しがちですね」
“パパ活沼”の先に待つのは、決して華やかな未来ではない。