宮本さん「心の紅白」ベスト3
【1999年】
西城秀樹さんの曲紹介で「バイアグラ」と口走ることを恐れていた勘九郎さんに「バイで一回切ってラモスかアグラか考える。半透明テープにマジックで書いて貼る」という2案を伝授した。無事に成功後にハグをし、正月には礼状が届いたという。
【2003年】
3つの羽根のうち2つが動かない異変に裏で確認したところ、なんと舞台袖のコンセントが抜けていたのが原因と判明。だが、巨大な衣装の故障に動じず、堂々と歌い切った小林幸子の胆力に感服したという。
【1995年】
この紅白で『兄弟船』を歌った鳥羽一郎は、豪華絢爛な衣装が多い中、Tシャツ、ジーパン、ゴム長靴、ねじり鉢巻きの合計7500円の衣装で登場。その質素さこそ、宮本アナに冷静さを取り戻させた神衣装だった。
【プロフィール】
宮本隆治/1950年、福岡県生まれ。1973年NHK入局。2007年よりフリーアナウンサーに。『宮本隆治の歌謡ポップス一番星』(CS歌謡ポップスチャンネル)などにレギュラー出演。
取材・文/北武司 撮影/女性セブン写真部
※女性セブン2022年1月6・13日号