スポーツ

元日ニューイヤー駅伝 箱根OBの青学大対決に「エグすぎ」の声

青学大OBの吉田圭太が「エグすぎ」と言うワケは(時事通信フォト)

青学大OBの吉田圭太が「エグすぎ」と言うワケは(写真は2020年の全日本大学駅伝を走る吉田圭太選手。時事通信フォト)

 2022年1月1日に群馬県庁前発着で開催される全日本実業団対抗駅伝競走大会。このニューイヤー駅伝には、同じ正月の風物詩である箱根駅伝で活躍した選手が数多く出場する。必然的に、同じ大学出身の先輩後輩同士での襷リレーや同区間での同窓対決が多数実現することになる。そうした因縁に着目するのも、正月の駅伝の楽しみ方のひとつだろう。

 ニューイヤー駅伝に出場する37チームの区間エントリーは、12月30日に発表された。それを見ると、箱根常連の強豪校出身選手では、同じ大学のOBが様々なところでぶつかり合うことがよくわかる。

 たとえば最長区間でエースが配される4区(22.4km)のメンバーを見ると、駒沢大OBの有力選手が居並ぶ。前回優勝の富士通からは東京五輪マラソン男子代表となった中村匠吾(2015年卒)、トヨタ自動車では西山雄介(2017年卒)、そして九電工からは駒沢大時代に箱根で2年連続区間賞を獲得した窪田忍(2014年卒)がエントリーされた。

 2014年の箱根駅伝第90回大会では、中村が1区、西山が7区、窪田が9区という同じチームで戦った3人が、ニューイヤー駅伝のエース区間で直接対決することになるわけだ。

 また、エントリー発表された12月30日に自身のツイッターに〈メンバーエグすぎて震える。〉と投稿したのは、青学大を卒業して社会人1年目の吉田圭太だ。吉田は住友電工でニューイヤー駅伝の3区を任されたが、今回の3区は同じ青学大OBだらけなのである。

 ヤクルトの3区は小椋裕介(2016年卒)。青学大時代には4年連続で箱根7区を走り、3年、4年次には区間賞を獲得して同大の総合優勝に貢献した。青学大の原晋監督がアドバイザーを務めるGMOインターネットの3区は下田裕太(2018年卒)。青学大在学中は箱根8区で3年連続区間賞を獲得し、男子マラソンの10代日本最高記録を更新した実績もある。

 その他にも、青学大が初めて箱根総合優勝を果たした時の主将である藤川拓也(2015年卒)が中国電力の3区、同じく青学大で主将も務めた鈴木塁人(2020年卒)がSGホールディングスの3区、出走メンバーとして2度の箱根総合優勝を経験している梶谷瑠哉(2019年卒)がSUBARUの3区にエントリーされた。

関連キーワード

関連記事

トピックス

この笑顔はいつまで続くのか(左から吉村洋文氏、高市早苗・首相、藤田文武氏)
自民・維新連立の時限爆弾となる「橋下徹氏の鶴の一声」 高市首相とは過去に確執、維新党内では「橋下氏の影響下から独立すべき」との意見も
週刊ポスト
元・明石市長の泉房穂氏
財務官僚が描くシナリオで「政治家が夢を語れなくなっている」前・明石市長の泉房穂氏(62)が国政復帰して感じた“強烈な危機感”
NEWSポストセブン
新恋人のA氏と腕を組み歩く姿
《そういう男性が集まりやすいのか…》安達祐実と新恋人・NHK敏腕Pの手つなぎアツアツデートに見えた「Tシャツがつなぐ元夫との奇妙な縁」
週刊ポスト
女優・八千草薫さんの自宅が取り壊されていることがわかった
《女優・八千草薫の取り壊された3億円豪邸の今》「亡き夫との庭を遺してほしい」医者から余命宣告に死の直前まで奔走した土地の現状
NEWSポストセブン
あとは「ワールドシリーズMVP」(写真/EPA=時事)
大谷翔平、残された唯一の勲章「WシリーズMVP」に立ちはだかるブルージェイズの主砲ゲレーロJr. シュナイダー監督の「申告敬遠」も“意外な難敵”に
週刊ポスト
左から六代目山口組・司忍組長、六代目山口組・高山清司相談役/時事通信フォト、共同通信社)
「六代目山口組で敵う人はいない」司忍組長以上とも言われる高山清司相談役の“権力” 私生活は「100坪豪邸で動画配信サービス視聴」も
NEWSポストセブン
35万人以上のフォロワーを誇る人気インフルエンサーだった(本人インスタグラムより)
《クリスマスにマリファナキットを配布》フォロワー35万ビキニ美女インフルエンサー(23)は麻薬密売の「首謀者」だった、逃亡の末に友人宅で逮捕
NEWSポストセブン
クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左/バトル・ニュース提供、右/時事通信フォト)
《激しい損傷》「50メートルくらい遺体を引きずって……」岩手県北上市・温泉旅館の従業員がクマ被害で死亡、猟友会が語る“緊迫の現場”
NEWSポストセブン
財務官僚出身の積極財政派として知られる片山さつき氏(時事通信フォト)
《増税派のラスボスを外し…》積極財政を掲げる高市早苗首相が財務省へ放った「三本の矢」 財務大臣として送り込まれた片山さつき氏は“刺客”
週刊ポスト
WSで遠征観戦を“解禁”した真美子さん
《真美子さんが“遠出解禁”で大ブーイングのトロントへ》大谷翔平が球場で大切にする「リラックスできるルーティン」…アウェーでも愛娘を託せる“絶対的味方”の存在
NEWSポストセブン
ベラルーシ出身で20代のフリーモデル 、ベラ・クラフツォワさんが詐欺グループに拉致され殺害される事件が起きた(Instagramより)
「モデル契約と騙され、臓器を切り取られ…」「遺体に巨額の身代金を要求」タイ渡航のベラルーシ20代女性殺害、偽オファーで巨大詐欺グループの“奴隷”に
NEWSポストセブン
イギリス出身のボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
《ビザ取り消し騒動も》イギリス出身の金髪美女インフルエンサー(26)が次に狙うオーストラリアでの“最もクレイジーな乱倫パーティー”
NEWSポストセブン