昨年のニューイヤー駅伝に優勝した富士通が紛失した優勝旗(時事通信フォト)
ヤクルトの小椋とGMOの下田は2016年の箱根では7区→8区の襷リレーをした仲だし、2019年の箱根で青学大は2区が現・SUBARUの梶谷、9区が現・住友電工の吉田、10区が現・SGホールディングスの鈴木というチームだった。
今回のニューイヤー駅伝3区では、そうしたチームメイト同士がぶつかり合うことになるのだ。3区には、東洋大OBで1万メートルの日本記録保持者である相澤晃(旭化成)もエントリーされているが、広島・世羅高時代に全国高校駅伝を制覇し、青学大でも箱根の総合優勝を経験したキャリアを持つ吉田をして〈エグすぎ〉と言わしめたのは、同じ大学の先輩たちと競い合うこととなったからという部分も大きいだろう。
他にも東洋大OBの大津顕杜(2014年卒、トヨタ自動車九州)、服部弾馬(2017年卒、トーエネック)、櫻岡駿(2017年卒、NTN)が1区でぶつかり合うなど、箱根駅伝からの流れで楽しむと、元日の駅伝がより一層、面白くなることだろう。