伝説的な音楽番組『ザ・ベストテン』(TBS系)。毎週ヒット曲をランク付けし、10位から1位までを紹介、そのなかの何組かが歌を披露するという生放送番組だ。視聴率41.9%という番組史上最高記録をマークした、1981年9月17日放送回はファンの間で「神回」と呼ばれているという。そんな「神回」を文字で再現。今回は第5位から第2位までを振り返る。【全3回の第2回】
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史上最高視聴率41.9%を記録した神回のランキングもいよいよトップ5へ。「今週の第5位は『もしもピアノが弾けたなら』西田敏行さん7683点~」「続きまして今週の第4位は『守ってあげたい』松任谷由実さん7919点~」。
そうコールした直後、久米宏が「松任谷さんは現在LPの制作中のために、今夜ご出演になれません。申し訳ありません」と頭を下げる。これも同番組でよく見られた光景だ。同番組元ディレクターの宇都宮荘太郎さん(68才)が振り返る。
「ニューミュージックのシンガーソングライターがランクインした場合、ミラーゲートから歌手が現れず、がっかりさせることが多々ありました。ただ、出演しない理由をそのまま伝えることで、逆にランキングを操作していないことが視聴者に伝わった面もあったと思います」
続いて、NHK大河ドラマ『おんな太閤記』の楽屋と中継がつながり、5位の西田敏行(74才)がドラマの扮装のまま筋肉踊りを披露した。
そして、20位から11位のランキング紹介に続き、「今週のスポットライト」に『キッスは目にして!』を歌うザ・ヴィーナスが登場。