ベビーシッターで子育て世代に喜ばれる現場改革に一役(写真は2020年11月)
前出の映画配給会社関係者は「『米国ハリウッドのような俳優労働組合を作りたい』と公言していた小栗旬さん(39才)は、最近のテレビのトーク番組では『ドラマや映画の制作スタッフの報酬や労働環境はいまだに悪い。もっと報われる形に変えていきたい』と発言しています。斎藤さんや小栗さんのように役者側に、そんな問題意識を持って動いてくださる人が出てきたことに、時代の変化を実感しています」と感激する。
一般社会よりも旧態依然といわれてきたエンターテインメント界に、斎藤の行動がくさびを打つことは間違いない。冒頭の撮影現場は、斎藤の監督作品ではないが、彼の考えが採用されたという。彼の行動が映像業界にいい刺激を与えている。