スポーツ

羽生結弦を支え続けた家族の愛 家賃5万円県営住宅に住み、衣装は母の手作り

全員選手権(12月26日)で五輪出場を決めた羽生(写真/共同通信社)

世界を背負って戦う羽生結弦(写真/共同通信社)

 世界中から注目される、北京五輪男子フィギュアスケートの羽生結弦(27才)。ソチ、平昌と連続して金メダルを獲得し、今大会は3連覇がかかっている。卓越した技量で世界を魅了する羽生だが、活躍の背景には家族の熱心なサポートがあった。(全5回の第2回)

 ワンパクでやんちゃな子供だった羽生だが、体力面では不安も抱えていた。2才のとき、小児ぜんそくを発症したのだ。少し走っただけでゴホゴホと急に咳き込んだり、夜中に目が覚めて眠れない日が続くこともあった。発作が出たら、母親がつきっきりで背中をさすって咳をしずめた。

「結弦くんは、同世代の子供と比べて食が細く、体も小さかった。それでもワンパクな結弦くんに何か運動をさせたいとご両親は考えていたようです。スケートは、屋内競技でほこりを吸い込むことも少ないので、ピッタリのスポーツでした。少年時代の結弦くんは、憧れているロシアのエフゲニー・プルシェンコ元選手を真似て、ヘアスタイルをマッシュルームカットにして試合に出場していました」(地元仙台のフィギュア関係者)

関連キーワード

関連記事

トピックス

水原一平氏のSNS周りでは1人の少女に注目が集まる(時事通信フォト)
水原一平氏とインフルエンサー少女 “副業のアンバサダー”が「ベンチ入り」「大谷翔平のホームランボールをゲット」の謎、SNS投稿は削除済
週刊ポスト
解散を発表した尼神インター(時事通信フォト)
《尼神インター解散の背景》「時間の問題だった」20キロ減ダイエットで“美容”に心酔の誠子、お笑いに熱心な渚との“埋まらなかった溝”
NEWSポストセブン
水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
女性セブン
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン