土屋太鳳は環境大臣秘書官役
そして、その怪獣についた名前が「希望」。ちょっとちょっと。そのセンスとともに怪獣の名前といえば、カタカナというイメージをさっさとひっくり返してくれた。その上、死体を「観光資源に」という驚くべき案も出る。怪獣=排除するべきもの、というのも固定イメージだったんですね。
史上初(?)の怪獣が動かない怪獣映画ともいえる。動かない怪獣と人間が必死に戦うのである。黒髪刈り上げの山田涼介の凛々しい特務隊姿とともに、松竹と東映が創立以来、初タッグを組んだ作品としても記憶されるはずだ。これまで怪獣映画とは無縁で、固定イメージを持っていないファンは、「怪獣」についてどんな印象を抱くのか。その点も興味深い。