左は23才のとき、右は現在の松田さん。体重53kgから41kg、体脂肪は31%から21%に

左は23才のとき、右は現在の松田さん。体重53kgから41kg、体脂肪は31%から21%に。

「やせる」で重要なのは筋肉を減らさないこと

 やせたいなら「減らす」のではなくむしろ「食べる」というメソッド。食事を楽しむことで心も体も整ったという松田さんだが、自身のところにダイエット相談に来るほとんどの人が「料理が苦手」「面倒くさがりや」な人ばかりであることに気がついた。そこで松田さんは、良い食材・悪い食材を分かりやすく分類(=すぐ身につくやせる瞬食習慣)、簡単すぎるやせレシピ(=瞬食レシピ)を考案。それが「瞬食」メソッドだ。その指導法により多くのダイエッターがその効果を実感、「食の知識を得るごとに体重が落ちていく」と評判となった。その「瞬食」メソッドの一端を松田さんの著書『ずぼら瞬食ダイエット』(小学館刊)から覗いてみよう。

「最も重要なのは、筋肉を落とさないことです。年齢を重ねるごとに太りやすくなるのは、まずエネルギーを消費する基礎代謝量の低下が挙げられます。この基礎代謝量が落ちてくる理由は、筋肉が落ちたり、細胞が老化したりするから。年齢を重ねるにつれ基礎代謝量は落ちてくるのに、食生活は若い頃と同じままではエネルギーを消費しきれず太る一方です」(松田さん)

 やせ体質をキープするには、筋肉を落とさないことが大切だ。

「そのために食事で必要な栄養素がたんぱく質ですね。毎日、“朝昼晩たん”を意識してください。たんぱく質は筋肉の材料となり、さらにたんぱく質をとると食後の体温が上がり、脂肪が燃えやすくなります。

 量は手のひら分(たんぱく質のグラム数でいうと20g程度)が目安です。時短料理の味方でもあるサバ缶やツナ缶を使うのもおすすめです。食事で十分にとれなかったときは、チーズや豆乳をおやつにするといいですよ」(松田さん)

 女性の体は30才を過ぎると1年に1パーセントの筋肉が減少していくといわれる。代謝を上げ、脂肪が燃えやすい体をキープするためにも、3食のたんぱく質を心がけることが必要だという。

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