「コンビニ飯」でも食べやせ
たんぱく質を意識したほうがいいことは分かっていても、忙しい人はなかなか料理するのもままならない。松田さんは、「そんな人はコンビニ飯でもいいんです」と語る。
今のコンビニでは簡単でラクに、栄養バランスよく食べられるメニューが豊富だ。健康を考えたメニュー開発も盛んになっている。忙しくてついついコンビニに頼ってしまいがちな人でも、コンビニ飯で「瞬食」ダイエットが可能なのだ。ただし、選ぶときは次の3つを意識してほしいという。
・たんぱく質(主菜)、野菜(副菜)、主食、汁もので「定食」にする
・たんぱく質は手のひら分(20g)、糖質はおにぎり1個分(50g)までを目安に選ぶ
・原材料はシンプルなものを選ぶ
「“定食”風にして食べるのがポイントです。ダイエットというとお米やパンといった炭水化物(=糖質)を抜きがちですが、やせ体質を作るためには糖質を適量とることも重要です。できる限り、雑穀米のおにぎりや低糖質のブランパンを選ぶといいでしょう」(松田さん)
前述の通り、炭水化物は必要以上に怖れないでいいという松田さんだが、気をつけて欲しいというのが、「調味料です。ダイエットを頑張っている人ほど食事で見落としがちなんです」という。
糖分のとり過ぎは太る、というのは周知の通り。お菓子を控えている人も多いはずだが、調味料の糖分まで意識していた人は少ないのでは。実は調味料にも糖分が多いものがたくさん。含まれる果糖ブドウ糖は体に吸収されやすく、血糖値が急上昇しやすいため太る原因になる。