調味料の見直しも大切。レモンやごま、桜エビなども常備して「やせ調味料」として活用を。

調味料の見直しも大切。レモンやごま、桜エビなども常備して「やせ調味料」として活用を。

「最近は健康志向の食品開発も進んできていますが、市販のケチャップやソースはもちろんのこと、めんつゆ、ドレッシング、焼肉のたれ、ヘルシーな印象のノンオイルのドレッシングやポン酢も、実はコクを出すために砂糖や果糖ブドウ糖が使われている可能性があります。調味料はシンプルなものを選ぶのがコツ。たとえば、しょうゆや、みそ、酢、塩麹など日本人にとって身近な調味料はおすすめです。レモン果汁やごま、薬味をふりかけるだけでも、シンプルで美味しい味つけができるので試してみてください」(松田さん)

 調味料を買うときは原材料や成分表示を確認し、できるだけ甘味料が含まれていないもの、糖質が低いものを選ぶといい。砂糖は避けたいけれど料理に甘味をつけたいときは「本みりん」や天然甘味料の「エリスリトール」で代用するのがおすすめだという。

「特に、本みりんは沸騰させたり電子レンジで加熱してアルコールを飛ばした“煮切りみりん”にすると、シロップのように使えます。自家製ドレッシングやソース作りにぴったりです。“エリスリトール”はカロリーゼロで安全性が高いとされている天然甘味料。ネットショップなどで購入できますよ」(松田さん)

 正しい食品を選んで、正しく食べていれば、自然に体重が落ちていく──。ガマンや運動は不要。食べるほどにやせる「瞬食」メソッドをぜひ試してみてほしい。

独自の食事メソッドを開発し、『すぼら瞬食ダイエット』を著した松田さん。

独自の食事メソッドを開発し、『すぼら瞬食ダイエット』を著した松田さん。

【プロフィール】松田リエ(まつだ・りえ)/看護師・保健師・ダイエット講師。BelleLifeStyle協会代表理事。1986年生まれ。一児のママ。看護師としてがん患者のケアを担当後、保健師として従事。成人の健康教育、メタボリックシンドロームや糖尿病患者への保健指導を行う。この経験から、食卓を担う人が栄養や体の知識を身につけないと、日本の食習慣はよりよくならないことに気づく。自身が食生活で自然に12kgやせた経験を生かし、食べやせダイエット専門講師として起業。ダイエット相談に来る人の多くが面倒くさがりやであることに着目した、すぐ取り入れられる食事メソッドが評判を呼ぶ。受講生1250名をダイエット成功に導くかたわら、YouTubeやAmebaダイエットブログなどでも活躍中。

◆撮影/武井メグミ(食材)・伊田淑乃(人物)、イラスト/オブチミホ、文/宮崎由美

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