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星野源「新垣結衣と一緒に」果たせなかった沖縄の恩人との“約束”

恩師との約束果たせず…

恩師との約束果たせず…

「もし彼が音楽をやっていなければ、いまこの瞬間に僕はここから消える」。2月11日にスタートした『星野源のおんがくこうろん』(NHK Eテレ)で、自身がもっとも影響を受けた音楽家の1人にプロデューサーのJ・ディラの名前を挙げた星野源(41才)。毎回1人の音楽家にスポットを当てて掘り下げる新番組で星野が真っ先に取り上げたのはヒップホップ界のレジェンドだった。

「進行役の林田理沙アナに『初回から人選がマニアックすぎるのでは』と突っ込まれると、星野さんはJ・ディラがいかに音楽業界に大きなインパクトを与えた人物かを語り、彼がいなければ『いま流れている曲もかなりの数が消える』と熱弁していました。幼い頃から両親の影響でジャズや欧米のポップスを聴いて育った星野さんはブラックミュージックにも傾倒し、作品にも影響が色濃く表れています」(レコード会社関係者)

 星野が影響を受けた音楽家はほかにもいるが、音楽のルーツを語る上で欠かすことのできないのは間違いなくこの人だろう。妻の新垣結衣(33才)の故郷、沖縄の音楽を星野に指南した金城吉春さんだ。

「デビュー前に金城さんのライブを見て感銘を受けた星野さんが、東京・中野で金城さんが経営していた居酒屋でアルバイトをしていたことはファンにもよく知られています。三線の名手で、19才の頃から4年ほど金城さんの店で働いた星野さんは毎日浴びるように沖縄民謡を聴き、琉球舞踊を教わった。

 のちに『多感な時期に沖縄の文化や歌が自分を支えてくれた』と振り返り、2015年のアルバム『YELLOW DANCER』には自ら三線を弾くインスト曲を収録しています」(前出・レコード会社関係者)

 その金城さんが、67才で帰らぬ人となったのは昨年9月のこと。

「4、5年前に一度は寛解した食道がんが去年の夏に再発してしまったのです。4月頃から体調不良を訴え、以前より声も出にくくなっていたので、本人も覚悟はあったかもしれません。6月頃までは店に立って、新曲を制作する意欲もあったのですが、思いのほか進行が早かった」(金城さんの知人)

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