昨年5月に星野と新垣が結婚を発表したことは、病と闘う金城さんにとって何よりうれしい知らせだった。当時金城さんは記者にこう語っている。
「優しい“うちなーんちゅ”(沖縄の人)と結婚して本当によかったよ。コロナで世間が暗くなってるときに、みんなが明るくなるようなニュースを発表するのが源の素晴らしいセンス。毎日ひとりで乾杯してるんだ」
役者や歌手の仕事を始めてからも星野は度々金城さんの店を訪ね旧交を温めていた。
「前にやってた源のバンドの『SAKEROCK』のCDも聴かせてくれてね。なかなかレベルが高いと思ったけどここまで売れるとは思わなかった(笑い)。いま、源はブラックミュージックをやってるけど、根底には“うちなー(沖縄)”の音楽がある。そのうち、新垣さんと一緒に挨拶に来るんじゃないかな。うちなーんちゅは身内への挨拶を欠かさないから」(金城さん)
金城さんは星野と新垣がふたりで店に来るのを楽しみにしていたが、コロナ禍と闘病で“約束”は果たせなかった。9月下旬に訃報を知った星野は、お忍びで通夜にも駆けつけている。天国の金城さんも再会を喜んだに違いない。
※女性セブン2022年3月10日号