エキシビション後、リンクを後にする際、羽生は何度も氷上を振り返り、頭を下げた。そしてその後のインタビューでこう話した。
「(自身の現役継続については)フィールドは問わないって自分の中では思っています。(中略)それがアイスショーなのか競技なのか、それが報われるのか報われないのか、ぼくにはちょっとわからないので、いろいろ考えた上で……どっちにしろ、自分は皆さんに見ていただいたときに“やっぱ羽生結弦のスケート好きだな”って思ってもらえる演技を続けたいと思っています」
孤高の闘いは次のステージへと続いていく──。
※女性セブン2022年3月10日号