ライフ

東大名誉教授が提唱する新しい花粉症対策 「フラクトオリゴ糖」の摂取がカギ

新たな花粉症対策を提唱する東京大学名誉教授・小柳津広志氏

新たな花粉症対策を提唱する東京大学名誉教授・小柳津広志氏

 春の訪れとともに“今年も嫌な季節がやってきた”と気落ちしている人も多いだろう。マスクにメガネ、目薬、飲み薬で対策を徹底しても、なかなか逃げ切れない。そんな花粉症に悩まされる人たちに「1日で治る」と説く研究者がいる──。

炎症そのものを抑える

「花粉の量が多い年は、外に一歩出た途端にくしゃみが止まらなくなる。目もかゆくてたまらないし、とにかくイライラしてしまって……」(40代男性)

「鼻がずっと詰まっていて、1日中頭がボーッとして仕事にも集中できません。飲み薬はまったく効かず点鼻薬を使っているものの、効果は数時間で切れてしまう」(50代男性)

 日本人のおよそ半数が罹患しているともいわれる花粉症。今年はスギ・ヒノキ花粉の「大量飛散」が予想されており、すでに気が重い日々を送っている人は多い。

 飲み薬や目薬、点鼻薬などのほか、シャワーやお風呂で温かい湯気を吸い込むといった日常生活のなかでの改善策を実践している人も少なくないが、前出の40代男性は、「一時的な効き目はあるが、根本から治るわけじゃない。気休めでしかないのがわかっているので、続けていても気が晴れません」と肩を落とす。

 そんななか、話題書『花粉症は1日で治る!』を出版したのが小柳津広志氏(68)だ。小柳津氏は微生物学が専門の研究者で、東大生物生産工学センター教授などを歴任し、東京大学名誉教授となった。高齢者を対象とした減塩カフェを経営し、人気番組『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)にカフェのオーナーとして出演したこともある。

 小柳津氏は自らの経験を振り返りこう話す。

「私自身、25歳で花粉症を発症し、40年近く症状に悩まされてきました。しかし、アレルギーと腸内細菌の関係を長年にわたって研究してきた結果、あるオリゴ糖の一種を摂ることが、花粉症を根本から治すことにつながるという考えに辿り着きました。

 花粉症の正体は“免疫の暴走”によって起きるアレルギー性の炎症です。いまある花粉症の薬はすべて、症状を抑えるためのもので、対症療法にすぎませんが、私が提唱するのは腸内細菌の働きによってアレルギーによる炎症そのものを抑えるやり方です。私自身、5年ほど前から実践した結果、一切花粉症の症状が出なくなりました」(以下、カギカッコ内はすべて小柳津氏)

関連記事

トピックス

母の日に家族写真を公開した大谷翔平(写真/共同通信社)
《長女誕生から1か月》大谷翔平夫人・真美子さん、“伝説の家政婦”タサン志麻さんの食事・育児メソッドに傾倒 長女のお披露目は夏のオールスターゲームか 
女性セブン
万博初日、愛子さまは爽やかな水色のセットアップで視察された(2025年5月9日、撮影/JMPA)
《雅子さまとお揃いパンツスーツ》万博視察の愛子さま“親子シミラールック”を取り入れたコーデに「ネックレスのデザインも相似形でした」【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
ぐんぐん上昇する女優たちのCMギャラ(左から新垣結衣、吉永小百合、松嶋菜々子/時事通信フォト)
【有名女優のCMギャラ一覧表】1億円の大台は80代と50代の2人 10本超出演の永野芽郁は「CM全削除なら5億円近く吹っ飛ぶ」の声も
週刊ポスト
違法薬物を所持したとして職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(Instagramより)
《美女・ホテル・覚せい剤…》元レーサム会長は地元では「ヤンチャ少年」と有名 キャバ嬢・セクシー女優にもアテンダーから声がかかり…お手当「100万円超」証言
NEWSポストセブン
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
【独占直撃】元フジテレビアナAさんが中居正広氏側の“反論”に胸中告白「これまで聞いていた内容と違うので困惑しています…」
NEWSポストセブン
不倫報道の渦中、2人は
《憔悴の永野芽郁と夜の日比谷でニアミス》不倫騒動の田中圭が舞台終了後に直行した意外な帰宅先は
NEWSポストセブン
「全国赤十字大会」に出席された雅子さま(2025年5月13日、撮影/JMPA)
《愛子さまも職員として会場入り》皇后雅子さま、「全国赤十字大会」に“定番コーデ“でご出席 知性と上品さを感じさせる「ネイビー×白」のバイカラーファッション
NEWSポストセブン
違法薬物を所持したとして職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(Instagramより)
〈シ◯ブ中なわけねいだろwww〉レースクイーンにグラビア…レーサム元会長と覚醒剤で逮捕された美女共犯者・奥本美穂容疑者(32)の“輝かしい経歴”と“スピリチュアルなSNS”
NEWSポストセブン
永野芽郁のCMについに“降板ドミノ”
《永野芽郁はゲッソリ》ついに始まった“CM降板ドミノ” ラジオ収録はスタッフが“厳戒態勢”も、懸念される「本人の憔悴」【田中圭との不倫報道】
NEWSポストセブン
スタッフの対応に批判が殺到する事態に(Xより)
《“シュシュ女”ネット上の誹謗中傷は名誉毀損に》K-POPフェスで韓流ファンの怒りをかった女性スタッフに同情の声…運営会社は「勤務態度に不適切な点があった」
NEWSポストセブン
現行犯逮捕された戸田容疑者と、血痕が残っていた犯行直後の現場(時事通信社/読者提供)
《動機は教育虐待》「3階建ての立派な豪邸にアパート経営も…」戸田佳孝容疑者(43)の“裕福な家庭環境”【東大前駅・無差別切りつけ】
NEWSポストセブン
憔悴した様子の永野芽郁
《憔悴の近影》永野芽郁、頬がこけ、目元を腫らして…移動時には“厳戒態勢”「事務所車までダッシュ」【田中圭との不倫報道】
NEWSポストセブン