写真はイメージ

マスク生活で肌荒れする人が増加(写真はイメージ)

皮膚トラブルに深刻な病気が隠れていることも

「ほくろだと思って来院したら、実は基底細胞がんだったという患者さんは意外と多いんです。皮膚がんには基底細胞がんと扁平上皮がん、悪性黒色腫(メラノーマ)の3つがあり、いずれも年齢とともにリスクが上がります。基底細胞がんは特にほくろと間違えやすいのですが、出血したり急に大きくなったりといった症状があれば、皮膚科を受診しましょう」(野田真史さん)

 がんに限らず、長引く肌トラブルには内臓疾患が隠れていることもあるので注意を。

春先からは花粉による肌あれに注意を

「春先は花粉が多くつく顔に、かゆみなどの症状が出やすくなります。特に目がかゆいと擦ってしまうので、目の周りの皮膚があれてガサガサになる人が多い。ステロイドの塗り薬で炎症を抑えると、数日で症状が改善します」(野田さん)

アラフィフは肌が変化しトラブルが増える年代

「50才前後からは閉経によって肌の女性ホルモンの守りが弱くなります。加齢も加わり、それまでなかった肌あれや蕁麻疹が出るなど、肌の変化が起こりやすくなります」(山崎さん)

 治療はもちろん、自分に合ったスキンケア方法を知るためにも皮膚科に相談することが大切。

皮膚と体のバランスを整える漢方による治療も可能

 皮膚科の中には漢方薬を処方してくれるクリニックもある。

「例えば、ひどく乾燥した肌あれには温清飲や温経湯などを体質に合わせて処方。漢方薬は体全体のバランスを整えるので、外用薬と併用することで治療に効果的です」(納さん)

取材・文/青山貴子

※女性セブン2022年3月17日号

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