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吉岡里帆、蜷川実花監督の映画で妖艶な新境地開拓「勉強になりました」

女優として転換点になるか(吉岡里帆インスタグラムより)

女優として転換点になるか(吉岡里帆のインスタより)

 清純派で知られる吉岡里帆(29)がついに「脱・清純派」路線に舵を切る──そんな強い関心が寄せられている作品が、4月29日公開の映画『ホリック xxxHOLiC』だ。原作は創作集団CLAMPによるダークファンタジーで、単行本の累計発行部数は1400万部を超えている。吉岡が演じる女郎蜘蛛は、妖艶な色気に満ちたキャラクターで、作品の終盤には思わず息を呑んでしまうシーンがある。

 神木隆之介演じる主人公と2人きりの部屋でボンデージ姿の金髪の女郎蜘蛛が男性の体に密着し、首に長い爪を立てる。にじみ出た血液に唇を這わせ、妖艶な瞳で男の唇を奪おうとする──。

 原作ファンの期待に応えるように吉岡は自身のSNSで女郎蜘蛛姿を公開し、惜しむことなく胸元を見せている。今回の作品が「『女優・吉岡里帆』の転換点になるのではないか」と期待を寄せるのが、映画評論家の秋本鉄次氏だ。

「監督を務める蜷川実花氏は、これまでも女優にいままでのイメージとは異なった役柄を求め、名女優に“脱皮”させてきました。『ヘルタースケルター』の沢尻エリカや『さくらん』の菅野美穂、最近では『人間失格』で二階堂ふみが太宰治の愛人を演じ、情熱的なラブシーンを披露しています。

 吉岡さんもラブシーンを演じてきましたが、興行収入も奮わず、話題にもならなかった。今作は、同じ女性の蜷川監督の手によってしたたかさや毒々しさなど、これまで吉岡さんが隠してきた女性の一面が浮き彫りになるでしょう」

 吉岡も「とにかくセクシーな所作が難しくて、工夫の連続なんだなと勉強になりました」とコメントしている。“どんぎつね”が大化けするか。

※週刊ポスト2022年3月18・25日号

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