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我が子の入社式に参加したいと申し出る親は少なくないのが現実

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2021年度までは内定式や入社式などがオンライン開催となる企業も多かった。2020年、オンライン内定者向けセレモニーで、画面越しに内定者と向き合う企業の人事担当者(イメージ、時事通信フォト)

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2021年度までは内定式や入社式などがオンライン開催となる企業も多かった。2020年、オンライン内定者向けセレモニーで、画面越しに内定者と向き合う企業の人事担当者(イメージ、時事通信フォト)

「うちの親も入社式についてきたクチです(笑)。もちろん、それを同期に見られたらすごく恥ずかしかったとは思いますが、親の気持ちもわかるんです。だから、当日着いてこない代わりに、前日に入社式会場の下見に二人で行ったりして、自分は大丈夫だ、と安心させてあげました」(中島さん)

「親の心、子知らず」が当たり前だと思っていた筆者は面食らったが、前出の野村さんもこう述べる。

「新人に『お前の母親、過保護だな』といじる社員がいて、新人は赤面するのかと思いましたが、やはり冷静に『親ですからね』と返しているのを見て、最近の若い奴は大人だな、と思いましたね。それを見て笑ってる我々の方が子供じゃないかと」(野村さん)

 そう言われてみると、昔ほど「親の過保護」がクローズアップされなくなった、俎上に上がらなくなったとも感じる昨今。時代の移り変わりと共に、子供の方が「大人になった」ということなのか。そして、大人になった気でいる我々たちの価値観は旧態依然のまま、なんとなく置いてけぼりにされているようで不安さえ感じてしまうが、どうだろうか。

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