演技力には定評がある伊藤沙莉(写真/AFP=時事)
イソを演じた女優キム・ダミも目を見張るような輝きを見せました。想定外の破格キャラなのに、「この人しかいない」というくらいピタリと役にハマっていて水を得た魚状態。では、この役割を日本版でいったい「誰がやるのか」が大問題。テレビ朝日から発表があった4月25日時点で、主役以外の配役はまだアナウンスされていません。さて、日本の女優でイソ役にハマるのは誰……?
もちろんスケジュール&複雑な業界事情が絡み合っていることは承知の上で、魅力的なドラマ作品ゆえ日本版のキャスティングも決してゆるがせにはできないと、勝手ながらいろいろ妄想したくなる。
個性的なバディ役としてはまず、演技が巧いことが絶対条件です。例えば今、大注目株の伊藤沙莉さんか。はたまた二階堂ふみさんか門脇麦さんか。若手なら杉咲花さんか。大穴なら、乃木坂・
一方、主人公の初恋相手でライバル会社で活躍するスア役は……美貌を兼ね備えたキャリアウーマンで切れ味が出せそうな人というと浜辺美波さん、今田美桜さん、新木優子さんあたりのイメージもフィットしそうです。
最後にもう一つ、気になるのが梨泰院に替わる地名のタイトルでしょう。今どき若い人たちの集まる最先端の場所が六本木とは、ちょっと解せないものが。テレビ局のある街ゆえのタイトルかもしれません。
日本版として考えうるのは例えば『奥渋クラス』あたりか。渋谷ならハロウィンで盛り上がる『梨泰院クラス』のシーンとピタリ重なるし、円山町など起伏のある地形や狭い路地もある。いずれにせよ、ドラマ好きとしては日本版が「短縮した劣化版」にだけはならないように祈りつつ、期待を込めエールを送ります。